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『…もう私は、決まった誰かと一緒になる事は無いと思う』
「…それは、どういう…」
『…そのままの意味だよ。多分、この先誰とも付き合わない』
「…どうしてだい？」
思わず強めに言ってしまった。
ーだって、それじゃ、僕の望みはこれっぽっちも無いという事じゃないか。
そんな僕の気持ちなんて知る由も無く、彼女は一瞬驚いた様に眼を見開いたが、またすぐに戻り、肩を竦めて笑った。
そしてその後、彼女は黙ってしまった。
その沈黙の時間がもどかしくて、僕は彼女の眼を真っ直ぐと見て言った。
「…ねぇ、A。１つだけ教えてくれる？」
『なあに』
「…もう、シリウスの事を嫌いになったのかい？」
その言葉に、彼女はショックを受けた表情をした。
そして、ゆっくりと首を左右に振った。
『…嫌いになんてなる訳無いよ。…嫌いになれたら、どんなに良いか…。彼からは沢山の愛情をもらった…あんなに素敵な人なのに…、ああ、私はきっと罰が当たるね』
「…それじゃ、何で…」
そこまで言って、ハッとした。
再び彼女の眼から涙が溢れたからだ。
「ご、ごめん…泣かせるつもりは…」
『違うの………私…、時間が無いんだ。いずれは帰らなくちゃいけない』
「え…？」
ー時間が無い？
帰る？
どこに？
頭の中が疑問符でいっぱいになる。
「…ちょっと待って、一体何の事を言っているのか…」
『リーマス』
突然名前を呼ばれ、彼女に眼を向ける。
彼女は涙を拭いながらゆっくりと話した。
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piyo(プロフ) - 日ニコさん» 日ニコ様、コメントありがとうございます！うわあぁ、神だなんて…！！嬉しすぎます(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね。応援ありがとうございます！ (2021年6月22日 23時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
日ニコ(プロフ) - ハリーポッターの小説を探しに探してやっと見つけました！控え目に言って神小説です！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2021年6月22日 19時) (レス) id: 813cbeef3d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 白猫さん» 白猫様、コメントありがとうございます！う、嬉しい…(/ _ ; )作ってよかったです。。魔法が使えたら、あの世界に行けたら…と思うと、色々と妄想してしまいます笑 拙い作品ですが、今後ともよろしくお願いします(^^)！ (2021年4月9日 23時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - こんばんは、コメント失礼します。piyo様の描く魔法界の世界観がだいすきで心温まりつつ、ドキドキしつつ、読ませて頂いております。上手く言葉に表現出来ずもどかしいですが、本当にこの作品が大好きです！今後の展開も楽しみにしています^ ^ (2021年4月9日 22時) (レス) id: 82d1d6768d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 魔法使い隊さん» 魔法使い隊様、コメントありがとうございます！更新遅くてホント申し訳ないです…(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。よろしくお願いします(^^)！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2021年3月21日 0時
