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空は一面の青空で、雲一つ無い。
そんな空を眺めていると、その青さと同じ様に、不思議と澄んだ気持ちになった。
「リリー」
突然名前を呼ばれ、リリーはビクッと身体を揺らした。
シリウスは起き上がり、真っ直ぐに彼女を見た。
「…知っていたんだな」
「あ……ええ。本当にごめんなさい…ダンブルドアに口止めされていたの」
「そうか…」
シリウスは彼女から眼を移し、湖の先遠くを見つめた。
「…まだ、実感が湧かないんだ。この現実を受け入れられない」
その無表情な横顔は、あまりにも無機質に感じた。
リリーは居た堪れない気持ちでいっぱいになった。
「…それは、そんなの当たり前の事よ…」
「お前は信じるのか？」
その言葉に、リリーは一呼吸置いて、頷いた。
「…ええ。あの子が嘘をつくとは思えないもの」
「…そうか…そうだよな…」
シリウスは再び芝生の上に仰向けに倒れ込んだ。
「…ああーーーー畜生ッ…！！！」
「…シリウス…」
リリーは悲しげな顔で呟いた。
シリウスは片腕で目を覆いながら呟いた。
「…気付いてたんだ」
「…え？」
「…Aが何か大きな事を隠しているって事に、気付いてたんだ。それは付き合っても変わらなかった。でも俺からは歩み寄れなかったんだ…何かが変わってしまうのが怖くて」
シリウスの顔は見えなかったが、その声は震えていた。
「…一緒にいても、俺の事を見つめるその瞳の奥に、不安や哀しみが見えるんだ」
聞いているリリーの眼からも涙が流れた。
シリウスは続けた。
「俺は…それを掻き消す様に、あいつを抱いた。でも、何度そうしても変わらなかった」
「…Aが貴方を愛しているのは本当よ」
「それなら何故別れる？愛しているのなら…」
「愛しているから、そうするしか無いと思ったのよ。A、前に私に言っていたわ。�爛轡螢Ε垢箸了廚そ个�増える度に罪悪感が増すんだ�瓩辰董�
「…そんな…」
「…いつ消えるかわからないから、突然消えても大丈夫な様に、貴方から離れたんだと思うわ。貴方に辛い思いをさせないようにね…」
「…それは、間違っている…俺は…」
シリウスは腕を離して、空を見上げた。
「…どんな理由であれ、別れを告げられる方がよっぽど辛い」
「…そうね…」
リリーはそれ以上、何も言う事が出来なかった。
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piyo(プロフ) - 日ニコさん» 日ニコ様、コメントありがとうございます！うわあぁ、神だなんて…！！嬉しすぎます(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね。応援ありがとうございます！ (2021年6月22日 23時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
日ニコ(プロフ) - ハリーポッターの小説を探しに探してやっと見つけました！控え目に言って神小説です！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2021年6月22日 19時) (レス) id: 813cbeef3d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 白猫さん» 白猫様、コメントありがとうございます！う、嬉しい…(/ _ ; )作ってよかったです。。魔法が使えたら、あの世界に行けたら…と思うと、色々と妄想してしまいます笑 拙い作品ですが、今後ともよろしくお願いします(^^)！ (2021年4月9日 23時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - こんばんは、コメント失礼します。piyo様の描く魔法界の世界観がだいすきで心温まりつつ、ドキドキしつつ、読ませて頂いております。上手く言葉に表現出来ずもどかしいですが、本当にこの作品が大好きです！今後の展開も楽しみにしています^ ^ (2021年4月9日 22時) (レス) id: 82d1d6768d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 魔法使い隊さん» 魔法使い隊様、コメントありがとうございます！更新遅くてホント申し訳ないです…(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。よろしくお願いします(^^)！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2021年3月21日 0時
