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「貴方って本当に最低ね！！！もう知らない！！！」
そんな怒号と共に、思い切り頬に平手打ちを食らう。
踵を返して歩いて行くその女子生徒の背中を、ボーッと見つめる。
「…痛ってぇ…」
シリウスは頬を押さえ、溜め息をついた。
今のは、グリフィンドール寮の同学年の女子だ。
なかなか美人であったが、最後に見せた顔は、鬼の様だった。
Aと別れてから、何人もの女子と付き合ってみた。
しかし、誰もが長くは続かなかった。
ハッフルパフ寮で1番可愛い5年生の子は、大泣きをしながらこう言った。
�犹笋�A先輩を比べないで下さい！！！��
レイブンクロー寮の知的で可愛い6年生の子も、泣きながらこう言った。
�犁�方は私に元カノを重ねて見ています��
無意識のうちに、Aを追い求めてしまう。
そのせいで、女子達は皆、自分の元から去って行く。
ふと、友人のリーマスに言われた言葉を思い出した。
「…馬鹿じゃない？」
そうハッキリと言う彼の顔は微笑んでいるが、眼は全く笑っていなかった。
少しムッとしながら「馬鹿とは何だ？」と反論すれば、彼はやれやれ、と肩を竦めた。
「だって、誰も彼女の代わりになんてなれる訳ないじゃないか。それに、君は、色々な女の子と付き合う事で、彼女の気を引こうとしているんじゃないのかい？」
その言葉に、グッと詰まる。
まるで心の中を見透かされている様で、何も言えなかった。
少なからず、そんな気持ちがあった事は確かだ。
リーマスは続けた。
「でもそれは間違ってるよ。そんな事をしても、彼女がまた振り向く訳ない。…優秀な君なら、わかるだろう？」
少し嫌味が含まれている気がしたが、彼の言う事は正しかった。
いつでもどこでも、正しい事しか言わない。
溜め息をついて、ポツリと呟いた。
「…そんなの、わかってるよ…」
ーでも、仕方ないじゃないか。
彼女の事が、忘れられないのだから…。
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ーズサササササ！！！
何かが崩れる音と共に、�爐Δ�お�瓩噺世γ擦ざ�びが聞こえた。
突然現実に引き戻されたシリウスは、髪の毛をかき上げながら、その音のする方を見た。
そして、眼を見開いた。
ーA…
目の前に、今しがた頭の中に居た愛する人が立っている。
足元には、本やら何かの道具やらが、雪崩の様に崩れた事を物語る様に散乱している。
Aは、それらを『ガーン！』と言いながら呆然と見つめていた。
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piyo(プロフ) - 日ニコさん» 日ニコ様、コメントありがとうございます！うわあぁ、神だなんて…！！嬉しすぎます(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね。応援ありがとうございます！ (2021年6月22日 23時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
日ニコ(プロフ) - ハリーポッターの小説を探しに探してやっと見つけました！控え目に言って神小説です！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2021年6月22日 19時) (レス) id: 813cbeef3d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 白猫さん» 白猫様、コメントありがとうございます！う、嬉しい…(/ _ ; )作ってよかったです。。魔法が使えたら、あの世界に行けたら…と思うと、色々と妄想してしまいます笑 拙い作品ですが、今後ともよろしくお願いします(^^)！ (2021年4月9日 23時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
白猫(プロフ) - こんばんは、コメント失礼します。piyo様の描く魔法界の世界観がだいすきで心温まりつつ、ドキドキしつつ、読ませて頂いております。上手く言葉に表現出来ずもどかしいですが、本当にこの作品が大好きです！今後の展開も楽しみにしています^ ^ (2021年4月9日 22時) (レス) id: 82d1d6768d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 魔法使い隊さん» 魔法使い隊様、コメントありがとうございます！更新遅くてホント申し訳ないです…(>_<)これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。よろしくお願いします(^^)！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2021年3月21日 0時
