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セドリックはそんなAを見て、クスッと笑いながら続けた。
「うん、本当にすごいんだ。一年生の時から、マネージャーに抜擢されたぐらいだからね」
『……』
ーえ、マネージャーって…
「この前の試合に出た時は驚いたけど…」
その言葉に、Aはハッとして顔を上げた。
マネージャー、そして試合。
…もしかして、
「…僕の好きな子は、君だよ、A」
セドリックは真っ直ぐとAの眼を見て言った。
『〜え、え、嘘、、』
Aは上手く言葉が出てこず、狼狽えた。
すると彼は、そんなAの前に片膝をついてひざまずき、胸に手を当て、Aを見上げて言った。
「嘘じゃない。ずっと好きだったんだ。いつか言おう言おうと思っていたけど、やっと伝えられる。僕と…付き合ってくれませんか？」
その姿は、まるで本物の王子の様であった。
普通の女子なら、二つ返事で受けるだろう。
…しかし、突然の告白が立て続けに続き、Aの頭の中は混乱していた。
真っ赤な顔で口を押さえ、一点を見つめて固まっている。
そんなAを見て、セドリックは困った様に頭を掻きながら立ち上がった。
「…ごめん、混乱するよね。…きっと、ウッドとも何かあっただろうから」
『えっ…』
「…でも僕は本気だよ。覚えておいて」
そう言うと、セドリックは「あ、そうそう」と思い出した様に、ローブの袖から何かを取り出し、Aに渡した。
『…！これ…』
手渡された小さな箱を見て、Aは驚いた。
先程ハニーデュークスにて、Aが気になっていたお菓子だった。
蓋を開けると、宝石の様なキャンディーがキラリと輝いた。
セドリックはニッコリと微笑んだ。
「君にあげる。すごく気に入っていたみたいだから…」
ーいつの間に買ったんだろう…？
Aは驚きと嬉しさと戸惑いが入り混じった、何とも言えない表情で彼を見上げ、『ありがとう…、』と礼を言った。
彼は頷くと、「…それじゃ、今度返事を聞かせて。良い返事を期待してるよ」と言い、去って行ってしまった。
Aはその後ろ姿を呆然と見つめていた。
セドリックと話せば落ち着けると思ったが、彼と話した事により混乱は倍増されてしまったのだった。
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piyo(プロフ) - 名無し17098号さん» 名無し17098号様、コメントありがとうございます！本当ですか！とっても嬉しいです…！(>_<)読み返して下さってるのですね…ありがとうございます！只今続きを作成中ですので、もう少々お待ちくださいね(^^)これからもよろしくお願いします♪ (9月20日 21時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - コメント失礼します！！ piyoさんが書く小説マジで面白くてめっちゃ話とか読み返してます！！ 最高です！！ これからも頑張ってください (9月20日 16時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - kangarooさん» kangaroo様、コメントありがとうございます！そうなんですよね^^;あとどうしても自分の推しに偏ったり…汗 素晴らしいアドバイス嬉しいです…！検討させていただきます(^^)ただ、私の体力と気力次第ですので、もしご期待に添えなかったらごめんなさい（泣 (8月21日 23時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 逆ハーものって結論出すの難しいですし、読者全員が満足する結果にするのも本当に難しいですよね...。一読者のアドバイスとしてですが、全員分のエンドを書くっていうのはどうでしょうか？ 上から目線に感じられたらごめんなさい！この小説大好きなので続き楽しみです！ (8月21日 15時) (レス) @page48 id: df5aee869d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - ルカさん» ルカ様、コメントありがとうございます！逆ハーものは相手が多過ぎて、ネタを搾り出すのに苦労します^^;笑 確かにハリーは愛が重そうだし、尽くしてくれそうですもんね（完全に個人の偏見ですが）この先どう転ぶかわかりませんが、お付き合いいただけると嬉しいです！ (8月21日 12時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2022年11月17日 0時
