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「セドリックもAの事を誘っていたんだね」
ハリーがそう言って彼を見上げると、セドリックは後頭部を掻きながら、困った様に笑った。
もはや半分諦めている様だ。
そんな中、オリバーが溜め息をつきながら言った。
「君達はこれからも此処に来られるだろう？…俺はもうあまり時間が無いのだから、今日は俺に譲ってくれよ」
「いやそれは出来ないよ、ウッド。君の卒業と、これとは全く関係が無い」
セドリックが片眉を上げて言うと、オリバーは「何だと？」と、ムッとした顔をした。
途端にバチバチと電気が走った様な雰囲気が漂う。
Aはあちらこちらで雰囲気が悪くなっているのを見て、慌てて言った。
『あの、みんな、ごめんね！大勢で来た方が楽しいかと思って…みんなこぞって此処に来たがっていたし…』
そう言うAに、一同は脱力した。
ー違う、ただ此処に来たかった訳じゃない…と、皆が皆そう思ったのだった。
すると、ついに痺れを切らしたドラコが、溜め息をつきながら言った。
「…悪いが、これ以上付き合っていられない。僕は先に帰らせてもらう」
『えっ、ドラコ！？』
Aが驚いて振り向くと、隣りに居たフレッドとジョージがニヤニヤと笑いながら言った。
「帰れ帰れ」
「ライバルは少ない方が良い！」
Aはドラコに駆け寄り、そのコートの袖をつまんだ。
『やだ、ドラコ、帰っちゃうの…？嫌だ、、帰んないで…、』
泣きそうになりながら彼を見上げる。
すると、一瞬にしてドラコの顔にサッと赤みが差した。
「い、いや…しかし、君と2人きりじゃない時点で…」
それ以降ゴニョゴニョと小さい声で言うドラコに、Aは上目遣いで言った。
『お願い、今日だけ！今日だけ一緒に来て…！ドラコ…』
「わ…わかった！わかったから！今回だけだからな」
半ばヤケになった様に、ドラコが折れたのだった。
『ありがと〜、ドラコ』
Aは嬉しそうに笑った。
その様子を、一同は半目で見ていた。
「…ほら、やっぱり、私の作戦は当たったじゃない。やっぱり、マルフォイはAに弱いのよ」
ハーマイオニーが肩を竦めて、そうポツリと呟いた。
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piyo(プロフ) - 名無し17098号さん» 名無し17098号様、コメントありがとうございます！本当ですか！とっても嬉しいです…！(>_<)読み返して下さってるのですね…ありがとうございます！只今続きを作成中ですので、もう少々お待ちくださいね(^^)これからもよろしくお願いします♪ (9月20日 21時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - コメント失礼します！！ piyoさんが書く小説マジで面白くてめっちゃ話とか読み返してます！！ 最高です！！ これからも頑張ってください (9月20日 16時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - kangarooさん» kangaroo様、コメントありがとうございます！そうなんですよね^^;あとどうしても自分の推しに偏ったり…汗 素晴らしいアドバイス嬉しいです…！検討させていただきます(^^)ただ、私の体力と気力次第ですので、もしご期待に添えなかったらごめんなさい（泣 (8月21日 23時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
kangaroo(プロフ) - 逆ハーものって結論出すの難しいですし、読者全員が満足する結果にするのも本当に難しいですよね...。一読者のアドバイスとしてですが、全員分のエンドを書くっていうのはどうでしょうか？ 上から目線に感じられたらごめんなさい！この小説大好きなので続き楽しみです！ (8月21日 15時) (レス) @page48 id: df5aee869d (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - ルカさん» ルカ様、コメントありがとうございます！逆ハーものは相手が多過ぎて、ネタを搾り出すのに苦労します^^;笑 確かにハリーは愛が重そうだし、尽くしてくれそうですもんね（完全に個人の偏見ですが）この先どう転ぶかわかりませんが、お付き合いいただけると嬉しいです！ (8月21日 12時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2022年11月17日 0時
