Sugar Jewelry5

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You side




SNSが騒がしくなってきたのは、
それから1週間ほど経った時だった。

誠一郎が大丈夫か？と心配して
メッセージをくれたことで気づいた。

添付されたURLをクリックすると、
比較画像なるものがにぎやかな音楽と共に流れる。


玲於のシグネットリング、私のブレスレット、
ジュエリートレイ、家具…


どれも意図して載せた物ではない。
私のインスタの画像と、玲於の着用画像や
玲於がうちで撮ったのであろう画像の微かに写る
背景の家具…



「なんで？」


でも、何度見てもどれも見覚えのある画像ばかりで、
頭が混乱する。

なんで、私のアカウントが分かったのだろう…。

私たちはお互いの投稿は見るけれど、
フォローしあっていないし、同じ日に行った場所や、
食べた物を投稿することもしなかった。
どちらかが投稿すれば、片方はしなかったし、
したとしても日にちをかなりずらしてストーリーにあげるぐらいだった。

数えきれないほどあるうちの、
たった一つの私のアカウントがなぜ…？

目の前が真っ暗になる。

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