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You side




「玲於本人も人一倍プロ意識がありますし、
用心深い性格ですから、あまり心配はしてません。
ただ、受け取り手によって感じ方は様々ですし、
なるべく、何もないに越したことはないんですけどね。
若いファンの子も多いので、その、匂わせとか、
しないようにだけ…」

「それは、もちろんです!」

「たまに、ねじれた捉え方をして、
それを拡散させて、さらにはそれを信じちゃう子がいて…。
そればかりは、人の感情の問題なので、
対策のしようがなくて…」

「あまり、芸能のことには詳しくないですが、
大変なんですね」

「いろんな人がいますからね。
ただ、玲於たちは世界で通用するグループだと自負しています。これから、まだまだ伸びていくだろうし、
将来があります。言い方が悪いのは百も承知ですが、
足を引っ張らないでいただきたい。
これも、彼らのためです。お願いします」

「申し訳ありませんでした」

頭を下げながらなぜ謝ってるんだ?という
疑問も同時に湧く。

「今日のこと、玲於には内緒でお願いします」

なんとなく、そう言うことか。と納得した。
何年も手塩にかけて育ててきたアーティストを、こんな女如きで潰されてはかなわないだろう。

「わかりました」

「また、何かあればご連絡ください。
力になれると思います」

「ありがとうございます」

丁寧に頭を下げて、店を出た。

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あき - 夢中になって一気に読んでしまいました!楽しみにしています (11月26日 18時) (レス) id: 03b07c5e6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Piyo | 作成日時:2021年12月10日 23時

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