検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:22,891 hit

ページ11

you side




「今日の晩飯は、ハンバーグ」

玲於は歌うようにそう言いながら、
買い物袋を持って、マンションへと続く道を歩く。

「せっかくの休みなのに、本当にいいの?」

時計の針はまだ13時すぎ。
陽が沈むのが早くはなってきたが、
まだまだ落ちるには早い。

週末のどこからか湧いてきた人を避けるように、
昼食には、玲於の知り合いのカフェに行き、
結局スーパーで夕飯の買い物をして家路についている。

せっかくの貴重な休みを私と一日過ごして良いのだろうかと、心配になっての発言だった。

「いいんだよ。なんで、そう言うこと言うの?」
そんな事を言われては、こちらは黙るしかない。

「友達とはAと時間が合わない時に会ってるし、
それにさっきだって会ったじゃん」
ランチをとったカフェのことを言っているのだろう。

「アイス溶けるから、早く帰ろ」
そう言って差し出された手を、素早く掴んだ。


俺、ハンバーグ作れるよ。
まるで、子供が自慢するようにそう言って、
一緒にハンバーグを作り、少し早めの夕食一緒にとった。

お風呂あがりにアイスクリームを食べ、
今日買ったポストカードをどこに飾ろうかと2人で話した。


「今日、楽しかったなぁ」
そう呟くと、「よかったじゃん」と他人事のように
返事をされた。

「玲於が、あんなにハンバーグ作るの上手だと思ってなかった。もっと、歪な形なのができると思ってた」

「俺、そういうとこちゃんとしてるから」
そう言うところも何も、いつでも几帳面だ。

外したアクセサリーは、乱雑には置かず
きっちりと並べて置くし、
自分で持ち込んだ洋服もルールがあるらしく、
わかりやすいように置いている。
年代順などと言われても、私にはさっぱりわからない。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
348人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , Jr.EXILE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あき - 夢中になって一気に読んでしまいました!楽しみにしています (11月26日 18時) (レス) id: 03b07c5e6f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Piyo | 作成日時:2021年12月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。