STORY 11 ページ11
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壱馬『逃げてんじゃねーよ、ばか』
何で………何で壱馬さんがここにいるの。
壱馬『何だよその顔。人がせっかく助けてあげたのに』
壱馬さんも走ってきたのか息を切らしていて。
怪訝そうな顔をする私に
壱馬さんはそう言ってきた。
壱馬『何か言う事無いの？』
「………あ、ありがとうございます」
助けてくれたから一応お礼は言ったけど
壱馬さんは一体どういうつもりなんだろう。
２週間前、私にあんな事を言ったくせに
何でまた関わろうとするのか、理解できない。
「あの、もう大丈夫なんで………離してください」
壱馬『あ？』
未だに私のお腹に手を回したままの壱馬さん。
ここは駅前だから人通りも多いし
傍から見れば、唯のいちゃいちゃしている男女。
私は恥ずかしくて、壱馬さんの手が離れた瞬間。
私はすぐに距離を置いた。
壱馬『あんたって、本当冷たい女だな。もっと可愛らしく出来ねーの？』
「ほっといて下さい」
なぜか私は壱馬さんの前では強がってしまう。
何でこんな態度なのかは
自分でもそれはよく分からない。
壱馬『何で今日慎と一緒にいたの』
「へ、」
壱馬さんに突然聞かれて、きょとんとしてしまう。
壱馬『もしかしてデート？』
「ち、違います！デートなわけ無いでしょ」
壱馬『じゃあ何』
「慎君とはたまたま朝駅で会って、」
壱馬『慎君ね』
「何ですか」
壱馬『で？その慎君とさっきまで楽しんでたってわけ？」
「あの、さっきから何が言いたいんですかっ、」
私が慎君といようが壱馬さんには関係ないのに。
何だか私は壱馬さんに責められているみたいで。
少しムカついて
反抗的な目で壱馬さんを見つめれば。
壱馬さんは急に私の腕を掴む。
壱馬『ちょっと来い』
「ちょ………何っ、」
私の腕を無理やり引っ張って歩き出す壱馬さん。
「は、離してっ、どこに行くんですかっ？」
慌てる私に壱馬さんはシカト。
こんなの、身勝手にもほどがある。
壱馬さんは私をどこまで振り回せば気が済むの？
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ねね(プロフ) - 続きが気になるのでパスワード教えてほしいです＾＾ (2021年8月25日 18時) (
レス) id: 76a24ad8d6 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 続編見たいです!!パスワード教えて下さると嬉しいですm(_ _)m (2021年8月25日 16時) (レス) id: a376341921 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - 続き気になります！！パスワードはどこでお聞きできますか？？ (2021年8月25日 16時) (レス) id: 7ba772caee (このIDを非表示/違反報告)
ayumini(プロフ) - とても続き気になります！更新待っています！ (2021年8月10日 21時) (レス) id: 96cc68892e (このIDを非表示/違反報告)
名無し26440号(プロフ) - 続き読みたいです。友達要請お願いします。今頃すみません。 (2021年4月28日 19時) (レス) id: 46a4927714 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛衣
| 作成日時：2020年1月8日 15時
