き ず な の げ ん か い 。【JUMP】

episode.8 ページ8

Aside


その日から、私の体はアザだらけになっていった。


毎日、殴られる、蹴られる。


嫌だって、そう言いたいよ？


でも言ったらどうなるか…それは私が、一番わかっている。


だから、今日も。


A「…いたっ…！」


何も言わず、我慢するしかないんだ。


涼介「あははっ。A、どこが一番痛い？もっとやってやるから、」


大貴「山田、それ最高じゃん。ほら、お前とっとと立てって。」


知念「なに？楽屋で寝転ばないでくれる？」


桃歌「もう、Aちゃんの存在なんていらないんだよぉ？」


宏太「ほら、謝れよ。」


A「…ごめっ…なさ…」


雄也「…あ？聞こえねぇんだけど、」


A「ごめんなさい…！」


涼介「だから聞こえねぇって、」


ﾊﾞｺｯ…！ﾎﾞｺｯ…！


A「っ！！…いたいっ…！！ごめんなさ…！やめてっ…！」


知念「やめてだってよ。ww」


大貴「そう言われるとさ、やりたくなっちゃうよね、」


みんなはそう言って、また私を痛めつけた。


…絶望、かな。


こういう事のこと、そう呼ぶのかな。


…死にたい、って…。


初めて、“消えたい”って、そう思った。


そして、この想いは。


…私を狂わせる。

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