溺れ死ねるほど愛せない (ページ4)

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ジュンにそのまましばらく引っ張られていると人気のない廊下で止まった。

「さっきの話どう思う？」

そういってきたジュニの目には涙が溜まっていた。ああ、彼はこの話を理解して受け入れたんだとわかるには時間は掛からなかった。

「おかしいとは思う。けど、せっかくここまでこれたのに私たちのせいで夢が終わるなんてできない。やるしかないんだよ。」

「そうだね･･･。そうだよね。」

それから約束をした。

　１つ目、なるべくお互いのそばを離れない
　２つ目、二人の間に秘密を持たない
　３つ目、何があっても泣かない
　４つ目、SEVENTEENが売れて大きくなったらこのことを世間に公表する

「頑張ろう。頑張って売れたら僕たちは解放される。メンバーに言える。」

「うん。頑張ろう。がんばろう。」

頑張ろうしか口に出せない。ただ頑張るしかない。