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そんなことを考えながら、顔が良すぎる安室さんをポーッと眺めていると、ますます笑みを深められる。
その顔を見てハッと意識を取り戻して、見とれていたなんて気付かれないように慌てて口を開いた。
『な、何するんですか！！？さっきまでガッチガチに緊張して噛みまくりだったくせに！！その変わり様は何ですか！！？』
「Aさん、少しの間僕に見とれてましたよね？」
『質問に質問で返さないでください』
「僕に見とれてましたよね？」
『見とれてません。っていうか、私の質問に答えて』
「見とれてましたよね」
『…見とれてないです』
「見とれてました」
『見とれてないから』
「じゃあ、僕のことかっこいいと思いましたよね？」
『本当に何なの。エスパーかよ。どうして急にグイグイくるのよ』
「やっぱり僕のこと、かっこいいと思っててくれたんですね！」
『っ！…だ、だから！違うってば！！思ってないから！！絶対思ってない！！』
必死に否定する私を見て、きょとんとする安室さん。
しかし、その後すぐにぷっ…と吹き出した。
…なんか、私の気持ちが全部バレてる気がするんだけど。
「ははっ。そんなに顔を真っ赤にして、必死に否定するなんて逆効果ですよ。かっこいいと思ってましたって言ってるようなものですから」
『〜〜っ。…早くハムサンドをください』
「でもそうだなぁ…。そうやって顔を赤くして頑なに否定する姿も可愛いですけど、僕的にはもう少し素直な方が好きです」
『早くハムサンドをください』
「照れてる姿も可愛いですね」
『ハムサンドをくださいって言ってるじゃないですか！！もう完成してそこに置いてますよね？！どうしてくれないんですか！？』
キッチンの上には完成されたハムサンドとアイスティーがあるのに、それに目もくれずこちらを見てにこにこと笑う安室さん。
一体この人は何を考えてるのよ。
緊張してるのかと思ったら、急に口説いてくるし。
注文したものは渡してくれないし。
色々と心臓に悪いからやめてほしいんだけど。
安室さんの方をじーっと見ていると、コトリ。と目の前に置かれたハムサンドとアイスティー。
……なんだ、意外とあっさりとくれるのね。
それが逆に少し怖いんだけど。
『………何か企んでるんですか？』
「どうしてそうなるんですか。店員なのでお客様にご注文の品を出すのは当たり前ですよ」
『さっきまでくれなかったあなたがそれを言います？』
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花松ロン(プロフ) - 初めまして。一気読みさせていただきました！！超面白くて、もう2人の関係にニヤニヤが止まりません笑 更新楽しみに待ってます！！ (2023年2月23日 23時) (
レス) @page37 id: 3241c90ca3 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千(プロフ) - 現在一気読みしているんですがめっちゃんこ面白いです‼︎更新楽しみにずっと待ってます (2022年5月15日 12時) (レス) id: daaa59ce20 (このIDを非表示/違反報告)
いちごきゃらめる(プロフ) - めちゃ面白かったです！更新楽しみにしてます (2021年2月24日 17時) (レス) id: 654b6b5b60 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！続きが気になるとこで終わっている....続きがめっちゃ気になります！いつか更新して頂けることを願っています！ぜひよろしくお願いします！これからも応援してます！！！！！！！！！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 03b3e3161b (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！番外編の後に本編も必ず更新する予定なので、気長に待って頂けると嬉しいです。 (2020年6月24日 0時) (レス) id: f57cf1299c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりねずみ。 | 作成日時：2019年3月22日 12時
