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白布くんside2 ページ9

そう声をかけると、


彼女はそのくりっくりのタレ目で俺を見つめる。



俺の顔なんかついてる・・・?



「どうかしましたか?」



??「あっ、いや、なんでもないです・・・すいません・・・あと、これ。」



そう言って彼女は紙を差し出す。



それを受け取って、



「ありがとうございます。それじゃ。」



とだけ言って、その場を後にした。









教室




教室の黒板に席の場所が貼り出されていたので、それを見て席に着く。




隣は・・・まだ来てない。



俺は席に座りイヤホンをして音楽を聴いた。




女子2「ま、待って、あの人カッコいい!」


女子1「えっ!どの人!」


女子3「ひょわ!まじイケメン!」


「「「彼女いるのかな」」」




しばらく音楽を聴いていると、



??「・・・えっ」



そんな声が近くでした気がして



イヤホンをとり、顔を上げる。



「・・・あ、さっきの」




そこにはさっきの女子がいた。



えっと、じゃあ隣の・・・なんだっけ・・あ、華原ってこの人?



華「えと、うん。よろしく。」



「こちらこそ。」



よろしく、なんて言われたからこちらこそってこたえたけどこれでよかったのか。



そう考えていると華原が俺に質問してきた。



華「ねえ、白布くん。白布くんはバレー部に入るの?」



・・・なんで知ってんの。



「そうだけど、なんで?」



華「さっきの紙にバレー部って書いてあったから」



「ああ、なるほど。」



そう考えれば当たり前だ。




華「でも、バレーって、あのボールの方だよね。舞う方じゃなくて。」




・・・・・・オイ。


全然違うし。


何、天然ってやつ?


バレエって女子がやるもんじゃねーの?


俺のイメージ何。



「・・・俺、そっちのバレエやってるように見える?」



華「いや、ただの確認。白布くん綺麗な顔してるからバレエやってても様になりそうだなって。」



・・・・・いやいやいや。


顔綺麗とか初めて言われたし、


普通に真剣に言ってくるし、


くそ恥ずかしい。



顔が赤いのが分かるから俺は急いでそっぽをむいた。






華「・・ねえ、白布くん。白布くんってセッター?」


え。


なに急に。


てか、なんでわかんの。




「・・・なんで分かんの。」


華「指が綺麗だから。」


そう言われて、自分の指を見る。


こいつ細かいところまで見てんだ。


・・・変なやつ。

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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい!ハニレモ大好きです!芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか? (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おしお | 作成日時:2018年10月9日 15時

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