ピアノ ページ13
私はゆっくり立ち上がって自分の部屋へ向かう。
二階に登ってすぐにあるのはピアノ室。
ピアノ室のドアノブに手をかけ、中に入る。
つけっぱなしのエアコン。
散乱した楽譜と、床に置かれたトロフィー。
もう半年は触っていないピアノは少しホコリがかかっていた。
そのピアノを見るたびに胸がぎゅう、と締め付けられる。
いろんな感情が混ざって、何がなんだか分からなくなるみたい。
私は手でホコリをはらい、
『ごめんね。』
とつぶやいた。
全部、私のせい。
静かにピアノ室を出た。
自分の部屋に行き、携帯を確認すると、お姉ちゃんからラインがきていた。
沙織今日は夜勤だから晩ご飯いらないです
沙織いっしょに食べれなくてごめんね!
全然大丈夫だよ、と返してベットに寝転がる。
沙織は私のお姉ちゃん。
お姉ちゃんは看護師で、いつも忙しい。
だけどいつも私が寂しくないようにできるだけいっしょにいる時間を作ってくれる。
そんなお姉ちゃんが大好きだけど、あんまり無理してほしくないとも思う。
夕飯つくらなきゃ・・・
私は起き上がり、部屋着に着替えた。
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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい!ハニレモ大好きです!芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか? (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おしお | 作成日時:2018年10月9日 15時