第35話 ページ39
クロさんとシロガネからの報告を聞いていた時、大きな音と共に遠くの方で炎の渦が発生していた。
貴方「クロさん！！！」
クロ「ノレ！！」
私たちはそれがすぐに三枝さんの合図だと分かった。
クロさんが森の中をかける中、渦の方向から人が走ってきた。
酷く慌てた様子で怪我もしていた。
貴方「向こうでなにがあったんですか！」
男「ひ、非従魔が出たんだ！！！本来この森には出ないはずなのに！俺たちじゃかないっこない！！！」
早く逃げないと！！！と言って男は走っていった。
、？この試験は非従魔討伐隊になるためのものなんじゃ、？という疑問を持ったがそんな事考えてる暇は無い。
貴方「早く三枝さんのとこに行かないと！」
三枝side
とりあえず走って逃げる。近づかれたら炎で退かせる。
それを繰り返して追いかけてくる非従魔から持ちこたえることを繰り返していた。
先程作った炎のうずでAちゃんに合図を出したけど気づいてくれたかな、？
それプラスある程度に近くにいてくれた人は逃げてくれたと願いたい…！
本来この試験は森の中にいる弱い魔物を討伐できた数と1次試験の疲労に負けずしっかりと油断しないことを評価される。
非従魔なんか本来なら居ないはずなのに！！
三枝「クソっ！！」
もう体力の限界でいつ追いつかれてもおかしくなかった。
死にたくない一心で足を動かす。
非従魔が伸ばしてきていた手は俺の服を掴む寸前で霧と化していた。
「三枝さん！！！」
そう声が聞こえると同時に獣の唸り声が響く。
貴方「三枝さん！！大丈夫ですか！？怪我は！？」
三枝「大丈夫、！おっきい怪我はしてないよ！」
そう言って笑おうとしたら自分の手が震えていることに気がついた。
怖かった。本気で死の気配を感じた。今Aちゃんが来なければ俺は死んでいた。
三枝「……Aちゃん来てよかったー！！！俺死ぬかと思ったぁぁー！」
貴方「ギリギリでしたけど間に合って良かったです。……助けられてよかった。」
酷く泣きそうな顔でAちゃんは呟いた。
いくらAちゃんの使い魔が牽制してるとはいえここは危ない。
三枝「Aちゃん逃げよう！！！」
貴方「いえ。もう大丈夫です。」
そう言うと同時に金属がぶつかるような音がして、非従魔は完全に塵と化した。
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トガリ(プロフ) - とっても面白かったです！この世界観めちゃくちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月7日 21時) (
レス) @page34 id: 39005c9052 (このIDを非表示/違反報告)
ピコピコハンマー(プロフ) - コメントありがとうございます！！そう言って貰えるととても励みになります！！更新頻度遅くて申し訳ないです！これからも楽しんで貰えると何よりです！！ (2022年3月6日 13時) (レス) id: 5ed1a8a982 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 最高でした続き楽しみにしてます！ (2022年3月6日 1時) (レス) @page34 id: 6a618ffaf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピコピコハンマー | 作成日時：2021年7月10日 22時
