第22話 ページ26
貴方side
アズ「いいのか？A、また貴方「いいんです。」
アズマさんには、過去の事を話してある。
だから僕の過去も知っている。
でも、物事を円滑に進めるにはこうするのが1番だ。
僕はパーカーをまくり、腰元にある奴〇隷印を見せながら言った。
貴方とアズマ以外「「「！！！」」」
貴方「僕の主になってください」
加賀「Aさん…それ…」
貴方「はい。加賀美さんが思う通りです。僕は奴〇隷です。この世界の基本として＜主と奴〇隷＞と言う関係の人間を他人が引き裂く事は出来ません」
貴方「だから僕がアナタの奴〇隷になればアナタの心配も消えるのでは？」
加賀「…」
加賀美さんは暗い表情だ。
それもそうか。奴〇隷だもんだ。
葉加「この傷、痛くないの？」
冬雪は焼印を触りながら言った。
貴方「全く？全然大丈夫だよ？」
貴方「もし、加賀「アナタは、それでいいのですか？」
貴方「…はい。まあ、いつかは話さなければならない時が来ると思ってましたし、早い方が良いと思ったので。」
加賀「…分かりました。」
アズ「ハヤト。契約方法は分かるか？」
加賀「はい。分かります」
人間同士の主従の契約は使い魔との契約とは少し違う。
使い魔との契約は名付けをすると完了。
人間同士の契約は血液の交換だ。
多くの人がする方法は
互いの人差し指に小さく切り傷を作り、
人差し指を合わせる。
といった割と簡単である。
不思議な事に普通の人同士がやっても意味が無い。
奴〇隷の証拠の焼印が押されている人間とそうじゃない人間とでしか契約は出来ない。
約束事項として
契約をする時にはそれを見届ける見届け人が必要。
未成年は契約出来ない。
等ある。
今回はなんの問題もなく契約ができた。
加賀「…これからよろしくお願いしますね。」
貴方「よろしくお願いします。主」
加賀「主なんてやめてください。前みたいに加賀美さんでいいですよ。なんだったらハヤ貴方「加賀美さんで呼ばせて貰います」
アズ「じゃあ、お互いの約束事でも決めとけ」
加賀「んー。私は特に無いですね」
貴方「僕は…そうですね。”捨てないでください”」
あのヘアピンが割れた時の音はまだ耳に残っている。
加賀「分かりました！」
アズ「じゃあ、頑張れよ。A。辛くなったら帰ってこい」
貴方「ありがとうございます。街のこと頼みました。」
アズ「おー！任された。」
この街ももうサヨナラだ。
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トガリ(プロフ) - とっても面白かったです！この世界観めちゃくちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2022年3月7日 21時) (
レス) @page34 id: 39005c9052 (このIDを非表示/違反報告)
ピコピコハンマー(プロフ) - コメントありがとうございます！！そう言って貰えるととても励みになります！！更新頻度遅くて申し訳ないです！これからも楽しんで貰えると何よりです！！ (2022年3月6日 13時) (レス) id: 5ed1a8a982 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 最高でした続き楽しみにしてます！ (2022年3月6日 1時) (レス) @page34 id: 6a618ffaf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピコピコハンマー | 作成日時：2021年7月10日 22時
