MY * KING!：3【片寄涼太】

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・Aside









　夏は日が長いから、

　遊べる時間も長くて嬉しい。







　そう思っていたけど、辺りは

　だんだん暗くなり始めた。







　涼太「 A 」







　やっと慣れ始めた、

　先輩からのA呼び。







　涼太「 観覧車乗ろうか。

　 景色、綺麗だと思うよ 」







　断る理由なんて、一切ない

　あたしは喜んで首を縦に振った。







　あたしたちが乗ったのは、

　ピンク色のゴンドラ。







　ガタンとドアを閉める音がして

　完全な密室状態が出来上がった。







　A「 久しぶりー！ 」







　外を舐めるように見て、

　先輩もいつも通り

　クールに外を眺めていた。







　観覧車の速さは

　あたしが思ったよりも

　ずっと速くて、







　気づけば頂上だった。







　左右には何色のゴンドラもなくて、

　あるのは下にだけ。







　これが、頂上の景色。







　涼太「 A 」







　あたしがはしゃいでいると、

　先輩は自分の席の横を

　ポンポンと叩いた。







　釣られるように、

　先輩の横に座ると







　涼太「 ＿＿＿＿＿＿ 好き 」







　呟くようにそれだけ言われた。







　先輩の大きな手のひらは

　あたしの頰を優しく弾いて、







　先輩とバチっと目が合う。







　近づいてくる先輩の顔に、

　すぐに目を閉じる。







　少しすると唇に

　柔らかい感触を感じた。







　A「 あぁ、好きすぎて吐きそう 」







　涼太「 言葉のチョイスwww 」







　あたしたちのペースで、

　これからもずっと







　＿＿＿＿＿＿ 一緒にいたい。









・

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