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「…行かせてもらうよ」
『…そっか。私にできることならなんでもやるからね』
彼女は微笑む。
なんでも。
なんでもと彼女は言った。
そうだ、一つ、気にしていたことがある。
この目のことだ。
暗くてまるで見えない。
幼い時よりも悪化しているのがわかる。
嗚呼
君の眼を僕のものにできたらどんなに良いだろう。
君は僕と一緒にいたいと言ったことがある。
なら、そうすればいいじゃないか。
『イライ…くん…？何して…』
「…最後にお願いをするよ」
＿僕の眼として生きて？＿
『あぁっ！！あ゛ぁ゛！！』
「綺麗だよ、君の眼」
丁寧に彼女の目を抉り取る。
顔は血で真っ赤に染まっていた。
ありがとう
これで僕は
先に進むことができるよ
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作者名：ピカ | 作成日時：2019年2月3日 21時
