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ym side
「雄也、少しだけ散歩してもいい？」
点滴の交換をしている雄也にそう聞いた。
体調も僅かではあるが良くなってきているし、何より��明日も来る��と言ってくれたからうずうずして。
tk「んー...熱もないし、顔色もからいいよ」
「やった、雄也ありがと！」
tk「た・だ・し！病院内だけだよ。外はまだダメ」
「わかった。早く交換して！ほら！」
tk「はいはい。.........よし、出来たよ」
「ありがと、じゃあね！」
カラカラと点滴を押しながら廊下に出た。
後ろから走るんじゃねぇぞ〜とか聞こるけど無視。
せっかく出たんだから楽しまなくちゃ。
グルグルと歩いて行き着いた先は小児科病棟。
子供たちの声が聞こえる。
その声につられて、声のする方に行ってみると4〜5歳くらいの子供たち。
(外で遊ばせてやりたいけどねぇ〜)
(そうできないって思うと悲しいわよね)
ナースステーションから、そんな看護師の話声。
.....そうだ
「.........あのっ、あの子たちと遊んでもいいですか？」
＿＿＿＿＿＿＿＿
「ある日、お姫様の元に一人のおばあさんが来ました」
「おばあさんはお姫様に��おいしいリンゴはいらんかね？��.....」
現在��白雪姫��の読み聞かせ真っ最中。
数人に読んでいくうちに、隣の病室からも子供たちが来て、ついには部屋いっぱいになるまでに。
「王子様のキスでお姫様は目覚め、二人はは結婚し、愛する人と幸せに暮らしましたとさ...」
(...りょーすけの王子様はいるの？)
「うーん...いる...かな。(どっちも正確に言えば王子だけど...)」
(王子様とちゅーした？！)
「.......した、かな」
(王子様のこと、あいしてる？)
「.......愛してるよ」
ゆーりくんの質問攻めにきゃー！！と楽しそうにはしゃぐ子供たち。
気づけば来てから数時間が経っていて、お昼ご飯の時間。
「あ、みんな病室戻って。ご飯だよ」
(はーい、りょーすけ、また来てね？)
寂しそうに俺の服の袖を掴んで呟くゆうりくん。
「.....うん、わかった。また遊びにくるね？」
(うん.....)
「....ゆうりくん、耳貸して？」
ハテナ顔をして耳を貸すゆうりくんに、コソッと耳打ちした。
��５０９��
「.......俺の病室。会いたくなったら来ていいからね」
顔を上げた瞬間、ぱぁっと効果音が着きそうなくらい笑って頷いた。
「じゃあね、ゆうりく......っ、」
立ち上がった途端視界がぐらりと傾いた。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
