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ar side
毎日同じ事の繰り返し。
特にいい事も悪いことも起きずに過ぎてゆく。
女と遊んでも、わざとらしい声に不味すぎる血。
前の奴なんて、吐き出すかと思った。
そんな事を思っていた矢先、俺の斜め前にいた奴の頭がゆらゆらと動き出す。
居眠りか、と思いきやそのままゆっくりと横に傾いていく体。
ついに��くたり��、と椅子の上に倒れてしまった。
周りの生徒がそれに気づいて騒ぎ出す中、そいつの顔を見ると真っ青で。
不覚にも遊んだ女より遥かに綺麗だと思ってしまう。
…魔がさしたというか、ほんの気まぐれというか。
気付いた時には抱き上げて、保健室に向かっていた。
＿＿＿＿＿＿
��不在��
そう書かれた札を無視して、中に入った。
奥にあるベッドにこいつを寝かすと何故か変に興奮する。
『こんなの残してさぁ……喰われてぇの？』
どこで傷をつけたのか、首筋には薄く血が浮いていた。
それだけでも漂ってくる甘い香り。
頭の中を酔わせるみたいに、甘ったるい。
指で血を掬って舐めると、吸った事もないような驚くほどの味で。
『…新しいエサ、きーまった……』
上から覆いかぶさると、ギシッ…と軋むベッド。
その甘い香りを放つ首に口を寄せて牙を立てた。
ぷつっ、と肌が裂かれる音と共に少しだけ動く瞼。
『んっ、……っ、……はぁ、』
久しぶりに多く流し込む血。
まだ、もっと…といつのまにか夢中になっていた。
チラッと上を見るとさっきより顔色を悪くさせたこいつ。
仕方なく牙を抜いて、血を拭う代わりに舐めとった。
ちょうどその時に開く扉の音。
カーテンを開けて愛想よく笑って。
『すいません、勝手に入って。講義中倒れたので運びました』
��あら、そうなの！？ごめんなさいねぇ、不在中で…。ありがとね。貴方名前は？��
『同じ講義受けてる有岡です。じゃ、僕はこれで…』
��あ、まって！唇切れてるの？血が…？��
『大丈夫です、ありがとあございます』
完全に締め切った後、一瞬で笑顔を崩して元の表情に戻る。
『……あー、うまかった…』
そう呟いて、唇についた血を舐めた。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
