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53.陳列棚 ページ23
〜Aside〜
梅雨も終わり、そろそろ夏も近づいてくる
5月のＧＷのときは
どうなることかと思ったけど
6月中に色んなことを教えて貰って
だいぶ社員も様になってきた
正社員の3ヶ月間のレポートも無事提出
できたし、
明日から7月かぁ、、、
7月後半辺りから学生は夏休み入るし
モールも混むんだろうなぁ
ＧＷのときのレジの焦りを思い出して
夏休みは頑張らないとと気を引きしめる
副店長『いのちゃんごめん、
売り場色々変えたら、この棚いらなくなっちゃった
店の裏にしまってくれる？持てるかな？』
副店長が陳列棚を指さす
A『これくらいなら大丈夫ですよ(笑)』
木の板だし。私でも持てるよね
とは言ったものの、
棚は2枚だったらしくちょっと重い
しかもこの板、たしか片付けるの上の方....
いけるかな
裏に入ったら
謙杜くんが休憩中だったらしく
謙杜『僕やりましょか？』
って言ってくれたけど
お昼を食べてたのか、口、もぐもぐしてるし
手汚れるし
A『ううん大丈夫ギリ届くし』
と断ってしまった
よいっしょ、なんとか乗せられたかな？
もうちょっと奥に押さないと落ちてきちゃうよね
けど、身長が足りない
脚立持ってくればよかった
そう思った時だった
重ねてた2枚目がズレて落ちてきそうになって
やばい
ダンッ
気づいたら
2枚の棚が押し込まれていて
背中に人の気配を感じた
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作者名：Picnik | 作成日時：2020年5月27日 6時
