6歳差の困惑恋愛② Kento.N (ページ13)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:34,940 hit

43.ムカつくねんページ13

～謙杜side～

Aさんが話し終わって

たぶんみんなどう言えばいいのか分からなくて
一瞬シラケてしまった

副店長『...いのちゃん、泣いていいんだよ』

A『え、私全然泣いてないです(笑)』

美奈『じゃあ代わりに私が泣きます！！』

A『え、そんな泣く話じゃなくないですか？
よくある話ですよきっと』

店長『いや、香港出張のある大手企業のエリートと付き合えてたなんてよくある話じゃねーよ！』

香月『店長は黙っててください』

A『遊ばれてたってことじゃないですか！笑
よくある話ですよ～』

男性社員『けど、いい人だったんだ？』

A『優しかったです。ほんとに』

女性社員『てか、いのちゃんはその彼のこと
好きだったの？』

A『そう聞かれるとどうなんですかね～』

あはは。って乾いた笑いをしたAさん

Aさんの話はかなりざっくりしてたし
本当のところはよく分からんけど、

なんやねんってムカついた。

元彼にすごく愛されてるAさんを
勝手にイメージしていたから、
なんかすごくその元彼にムカついた

まぁ、すごく愛されてても
それはそれであんまり聞きたくなかったけど

でも、たぶん、その彼が初めて付き合う
相手だったであろうAさんの気持ちを想うと

エリートだかなんだか知らんけど
何してくれてんねんって

最低だろ、ふつうに

店長『てか、いのちゃんの誕生日っていつなわけ？』

桜『今それ聞きますか？頭おかしいですよ』

店長『さっき誕生日の日にって話してたからさ』

美奈『酔っぱらいは帰ってください！』

A『あ、2月15日です』

男性社員『いのちゃん、答えるんか～い！』

店長『早生まれなんだ～』

2月なんや、Aさん

気づいたら時計は22:30を回っていて

歓迎会は終わり、解散となった