甘酸っぱさ90% ページ10
試合を見に行った次の日の放課後
「ねぇ、さっさと答えてよ！！」
『？！』
事の発端は30分くらい前。
「Aちゃんっている？？」
放課後、私は3年生の女の先輩方に呼び出された。
「はい、私ですけど、、、？」
この呼び出され方に嫌な予感しかしなかった。
この人達はどうやら堅治のファンらしい、、、
昨日、堅治が私の名前を呼んで話をしている所を見られていて、私はロックオンされたらしい。
「貴方、二口くんと同じクラスなんだね。」
「あんた、彼のこと好きなの？釣り合うわけないじゃん。」
「！！」
「二口くんはモテるの。調子乗んないでくれる？」
3人の怖い先輩方に罵られて、涙が溢れてきた。
私と堅治が釣り合わないことくらい自分が一番分かってる。
堅治はきっと私のことを友達としか思ってないことも分かってる。
けど。。。。。
『好きになることの何が悪いんですか？！私の勝手じゃないですか？？』
『先輩方こそ、3人で1人の後輩呼び出すとか卑怯ですよねぇ？』
どうやら、私は少女漫画のヒロインみたいに可愛く黙ってなんかいられないみたい。
「！！なんなのコイツ、、、」
1人の先輩が手を振り上げた。
(あ、殴られるなこれ。)
ダメだと思ってぎゅっと目をつぶった。
しかし、その手は私にぶつからなかった。
「なにしてるんですか？？」
あぁ、私の大好きな人の声だ。
「二口くん？！」
「これはね、その、違うの！」
「違くなんかないですよね？俺に文句を言うのは自由ですけど、」
「Aに手出したら、俺、許しませんよ。」
そのときの堅治の顔はすごく怖かった。
「っ！！」
先輩3人組は悔しそうに涙を流しながらどこかにいってしまった。
「ほら、帰るぞ。」
「今日、俺部活休むから。」
堅治は私の手を引いてくれた。
堅治が助けに来てくれた日。
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TYONNPO - いい話で、読みやすく面白かったです！ (2022年3月4日 19時) (
レス) @page14 id: 8ff20cfba0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - kanaさん» わわわ、kanaさんコメントありがとうございます！やっと完結させることが出来ました(*´ω`*)二口くんのイケメンさが表現出来ていたのならよかったです(∩´∀`∩) (2021年6月13日 17時) (レス) id: a1a56db41d (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - ぴっぴさん、完結おめでとうございます！(*^^*)にろちゃんイケメンすぎでした(*^_^*)お疲れ様でした！（*＾＾*) (2021年6月12日 21時) (レス) id: f10d79eed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴっぴ | 作成日時：2021年5月24日 16時
