51.星空と優しさ。 ページ7
Aside
連れてこられたのはちょっと都会より離れたところ。
目を開けちゃダメだよ、と翔太に手を引かれる。
ば、バンジージャンプじゃないよね…？？？
「翔太…？どこいくの？？」
天「まだ秘密。」
どきどき…ちょっぴり怖い。
天「ちょっとだけ坂あるよ？気をつけて。」
「うん、大丈夫。」
肩を支えて手をとってくれる。
……
天「よしっ、ここだよ。目開けてみて！」
そっと目を開ける。
広がるのは綺麗な芝生の野原。
きょろきょろしてから、
「？？」
天「上見てみて。」
翔太が指差す空を見上げる。
「…！！！」
夜の闇に包まれた空にどこまでも広がるのは煌めく星。
蒼から白、赤っぽかったり、明るい星。
空一面に広がる星はまるで天から降り注ぐ光の雨みたいで。
「すごく綺麗…！！！」
天「この星空を見せたくてちょっと早く迎えに行ったんだ。
早かったかな…？？」
「ううん、大丈夫。」
天「ありがとう」
翔太の肩にこてん、ともたれて星空を見上げる。
さすがにこの季節の夜なので冷たい風が吹く。
さ、寒い……
少し肩があがり小さく震える。
天「寒い？」
「うん、ちょっと…！」
天「手、貸して。」
翔太が冷えた手を取って包みこんで握ってくれた。
めちゃくちゃ暖かいです…！！
天「暖かいかな…？？」
「うん！ありがとう…！！
翔太の手、暖かいね〜」
天「な、なんか照れる…！！」
「ふふっ、」
天「じゃあ冷えるといけないしそろそろ帰ろうか？
駅まで少しあるしジャケットどうぞ…！！」
ぱっ、と私には丈も長くて袖もぶかぶかな大きい翔太のジャケットで包んでくれた。
優しいなぁ…
「…！！暖かい…！」
天「なら良かった…！じゃ、行こうか。」
また、手を引かれ二人並んで歩いていく。
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たらもるた(プロフ) - りんご飴さん» 最後まで読んで頂きありがとうございます！嬉しいお言葉、恐縮です･･･！！あんスタとおそ松さんの方も見ていただいているのですね！嬉しい限りです･･･！ (2016年4月17日 18時) (
レス) id: 9a53e2b6bb (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 完結おめでとうございます!!面白かったです! おそ松とあんスタと見たときむせました← そっちの方も拝見させていただきます!! (2016年4月3日 18時) (レス) id: e8829bd55c (このIDを非表示/違反報告)
azusa(プロフ) - ありがとうございます！はい！頑張ってください♪ (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4e8211676d (このIDを非表示/違反報告)
たらもるた(プロフ) - azusaさん» ずっと見ていただいてもらってありがとうございます！！合格おめでとうございます！嬉しいお言葉を・・・！頑張りますね！ (2016年1月31日 15時) (レス) id: 9a53e2b6bb (このIDを非表示/違反報告)
azusa(プロフ) - 去年からこの作品をずっと読ませていただいて、とても受験の励みになりました！！この小説に元気をもらったから勉強も頑張れて高校に受かることができました！これからも応援してます！ (2016年1月30日 11時) (レス) id: 4e8211676d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらもるた | 作成日時：2015年10月26日 22時
