ペチュニア 3 (ページ6)

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『蓮ー！』

2.2.1で別れて、俺は1人で探してる。

近くの公園とか、コンビニとか探してるけど、どこにもいない。

2時ぐらいから探し始めて、もう20分ぐらい経ってる。

携帯からもなんの通知もない。

段々と目に涙が溜まっていくのがわかった。

やっぱり、無理矢理でも迎えに行ったらよかったって

探しながら何回も思っていた。

涼「あ、A…！」

探してたら、涼太くんに遭遇した。

『涼太くんっ、』

泣いている俺の頭を優しく撫でてくれた。

涼「早く見つけよう、絶対蓮は大丈夫だから」

その言葉に、なんか妙に安心して、

泣いてる暇なんてないって思って、涙を拭いた。

『うん、向こう行ってくる』

涼「じゃあまた後でな」

涼太くんと別れたあとも必死で声をかけながら探す。

ちょっとまって、そういえば…

＿＿＿蓮「ここね、近道なんだよ、俺見つけちゃったんだよね。笑」

近道見つけたって、

蓮が言っていたことを思い出した。

雨降ってるから、フラッシュバックする前に、

早く帰りたいってなるよな…？

ってことは、いつもの道じゃなくて、近道を通って帰ろうとしたってこと？

そう思った俺は、踵を返して、近道の方へ走った。

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