ペチュニア 3 (ページ16)

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一年に一度の【ふっかさん】ページ16

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fk side

5月4日、23時55分。

あ、いまの時刻ね

あと5分で、俺の誕生日です。！！

誕生日がゴールデンウィークで、祝日ってしあわせ

みんな、リビングで各々過ごしてる。

俺はソワソワしながら、ソファーに座ってる。

『ふっかさん、何ソワソワしてんの？笑』

ふと隣に座ったAに言われて、一瞬ビクッとした。

辰「へっ？！、いや、、ね？」

みんなくすくす笑ってるし、、

笑うなよ！笑

『あと3分だね。笑』

辰「…え？なにが、？」

『わかってるくせに。笑』

もうっ！なんなの！！この子！

むぅ、とした顔を見せると、

ごめんごめん。と頭を撫でてくれた。

『かわい、ふっかさん』

辰「可愛くなんかねーし」

その言い合いをしてたら、

パーン！とクラッカーの音が響いた。

辰「へ、？びびったあ、！」

『ふっかさん、誕生日おめでとう！』

ラ「おめでと！！！」

みんながおめでとうって言ってくれる。

あ、結構な時間言い合いしてたのね、俺ら

翔「よし、俺眠いから、ねる」

亮「じゃあ寝よう！みんなおやすみ！」

大「おやすみでやんす！」

みんなおやすみ、と言って、部屋へ戻ろうとする。

え、これだけ？！俺へのお祝いは！！

辰「ちょっ、もう寝んの？！」

ラ「うん！眠いもん！！」

その笑顔で真っ直ぐに言うとこ、好きだけど

いまはしんどいよ？笑

一人嘆いていれば、Aがこちらにやってきて、手を出してくれた。

『ほら、寝るよ』

辰「もう、終わりなの？」

何をワガママ言ってんだ俺は。笑

複雑な気持ちと葛藤していれば、Aからひとこと。

『きょうさ？休みじゃん、それとふっかさんの誕生日やん、』

辰「うん、」

『みんなで出かけようかなって思ってて、だから早めに寝ようって話してたんだけど、』

え、？

みんなで出かけるの？

出かけたい！！遊びたい！！！

早く寝ます！！！

辰「それなら！寝る！！」

『ははっ笑、じゃ、寝よ』

なんかうまく転がされた感じだけど、今はそんなの関係ない！

辰「じゃあ！おやすみ！」

蓮「おやすみー」

『おやすみ』

自分の部屋へ戻り、布団にもぐって、

明日どこ行くんだろ？なんて考えながら、すぐにねむりにおちた。

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