陰キャですので。【d!】

＊ ページ42

Aside

［ねぇ、A。"嫌だな"って思わないの……?］
『いや、思ってない…よ。』

ルイにそう言われ何故か心が痛む。

［正直に言って!!Aはゾムくんが好きなんでしょ?!なのに、私がゾムくんに告白したから、Aは私を優先にってゾムくんが好きって言う気持ちを隠して……Aのそう言う所本当に嫌い!!なんで!!少しは自分の事を優先しなよ……私はAに幸せになってほしいよ!!］

ルイは何処か辛そうで悲しそうで、何処か嬉しそうだった、

『ありがとう、ルイ。やっと自分の気持ちに気付けたよ……』
［行ってきなよ、ゾムくんは待ってるよ］
『行ってくる、』
［いってらっしゃい!!］

そう元気に言うルイの声に背中を押された

ルイの家から出てゾムを探す。

とにかく走る。

最初は嫌な奴だな、と思って居た。それが今では恋愛感情に変わって居た。

ふと、目に付いた緑色のパーカー

『ぞ、む……？』
zm「A?!」

両手を膝に付け、息を整える。

zm「大丈夫か？」

そう言って水の入ったペットボトルを渡してくれた。

『ありがと、』

そう言い水を飲み干す。

zm「で、どーしたんや？ルイの風邪は大丈夫か？」
『うん、ルイの風邪は大丈夫。』
zm「よかったわ!!」
『あの、ゾム、真面目な話なんだけどさ』

改めてゾムと向き合い眼を合わせる

＊→←＊

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