Personaの沈黙.2【JK】 (ページ38)

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「…あの〜、グクさんそろそろお帰りになった方がいいのでは……？」

ｸﾞｸ「えー？全然大丈夫だよ。」

いや、あなたは大丈夫でもこっちは大丈夫じゃないのですが。

時間をあけて何回か言ってみても返事は変わらず大丈夫だよー、で諦めた私は超どすっぴんだった事を思い出しいそいそと化粧をし始める。

ずっとぼけーっとテレビを見ていたグクさんがいきなり話しだした。

ｸﾞｸ「昨日さ、チェユン誰かの話聞いてたじゃん。」

「いつの話ですか？」

ｸﾞｸ「ライブ始まる前に。」

「…ああ、あの時ですか。」

ｸﾞｸ「知ってる人？」

「知ってる人というか…叔母と従兄弟です。」

今はイヤホンもしていないしユナオンニに聞かれないしここにはグクさんと私しかいないから言ってもいいかな、と思った。

ｸﾞｸ「日本人の？」

「そうですよ。」

ｸﾞｸ「チェユンは韓国人じゃないの？」

「まあほぼほぼ韓国人です。」

ｸﾞｸ「昨日の人達に会わなくて良かったの？」

「絶対に会いたくなかったので会いませんでした。」

ｸﾞｸ「そうなんだ、チェユンはちっちゃい頃どんな子だったの？」

「私ですか…」