Personaの沈黙.2【JK】 (ページ33)

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ドームが暗転するとみんなの歓声がドーム中に響き渡る。
メンバーみんなの名前を呼ぶ声が聞こえ、その歓声に応えるかのように彼等は姿を現す。

音楽が爆音で流れ彼等の綺麗な声が響きわたる。

メンバーみんなに愛を伝えようと名前を呼ぶ声が止まない。

ああ、彼等はこんなにも必要とされ、愛されているんだな。

私はなんてちっぽけなんだろう。笑

私は舞台の端でクタクタになって戻ってくるメンバーを待ち、必要であれば酸素マスクを当てたり、汗を拭いたりする。

どれだけクタクタになり、しんどそうに息をしていても出番になれば笑顔で表舞台へと出て行く。

こうやって笑顔を届ける彼等に私の叔母や従兄弟も元気をもらっているのだろうか。

私が聞いたことの無いような高い声で彼等の名前を呼び、私に向けたことの無いような笑顔で彼等を見ているのだろうか。

私と彼等でこんなに違うものなのか。
どうしたら彼等みたいに誰かに必要とされ、息がしづらくなくて、生きにくくなくなるのか。

彼等のライブを初めて見て色々考えさせられた。

今日はネガティブな事ばっかり考えてしまう。

ダメだなぁ私。