Personaの沈黙.2【JK】 (ページ32)

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グクside

ライブ前で気晴らしにブラブラ散歩をしていた時、扉に向かって歩いてくチェユンを見つけた。

声をかけようと思い静かに近づいて行くとチェユンは扉に手をかけ立ち止まった。

すると声が聞こえてきた。

『あ、ママ～そういえばさ、Aってどこに行ったの？』

日本語だからしっかりは意味は分からないけど扉の向こうの人はAって名前の人の話をしているみたいだった。

『知らないわよ。あんな奴のこと。どっか行ってんじゃない？』

あんなやつって言葉はいい言葉じゃない気がした。

『家にいさせたらまだギリギリお金入ってきてたんじゃない？』

お金が入ってくる？どういうことだろう。

『まあね、でも勝手に出て行ったんだからどこかで野垂れ死のうとしったこっちゃないわ。あの子の親と一緒ね。』

のたれじぬ？死ぬって言葉はいくら僕でも最悪な言葉なのは分かっていた。

その人達の声が聞こえなくなってもチェユンは動かなかった。

鼻をすする音が聞こえる。

…泣いてるの？
いつもしっかりしてて、少し冷たいチェユンが泣いてるなんて…一体どうしたの？

さっきの言葉に何故傷つけられたの？