Personaの沈黙.2【JK】 (ページ17)

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キラキラと街の光が眩しい所から離れた私の家へ帰る。
いつもと同じ駐車場に停め、いつもと同じエレベーターに乗って、いつもと同じようにユナオンニ達の所に寄る。

夜遅くなったからか誰もいなくて部屋が暗くなっていた。
イヤホンを置き部屋を出て自分の家へと帰る。

いつもと何ら変わりない事のはずなのに何故かずっと心が沈んだままだった。

ソファに座りスマホを開いてみると未だに彼を傷つける言葉が沢山溢れていた。

『あなたはいらない子なのよ！』

『なんで生きてるの？』

『うちの子とは大違いだわ。誰に似たんでしょうね。』

『なんて憎たらしい子なの。』

ここ何年も思い出すことのなかった昔のことをふと思い出していた。
今の私でもキツい言葉なのに、幼い頃の私を傷つけ、感情のない子に育てるには最適の言葉だった。

別に私だって感情が無くなった訳ではない。
自分を傷つける言葉から身を守るためにそうするしか無かった。

でも、まだあどけない笑顔で笑い、人の事を信用しすぎな程に信じてくれる彼にはそうなって欲しくない。

………どうか私のようにならないで___________