優雅なお茶会 (ページ10)

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9話ページ10

あれからペロスペロー様という呼び方が進展しないまま、1年がすぎてしまった。

周りからは仲睦まじいとは言われるが、進展してないのもまた事実。

ベッドは共にしているが、そういうことは一切していない。

Aが望まないなら私からすることはまずないからな。

そんなある日

カタクリにも嫁の話が上がっていた

ミラーカルト家

氷の涙と呼ばれる少女が北の海にいるという情報

お菓子作りの腕はピカイチという噂

そして、ある島から流れ出ているという事実を元に私から提案したのだった。

「カタクリ。君がこの子を迎えに行っておやり。傘下の海賊だと怖がらせてしまう。」

「俺はペロス兄のような関係を気づけるとは思えない」

「カタクリ……お前にもそのように見えているのか？」

「ペロス兄？」

「確かにAは、いい子だから、喧嘩はしないよ。でも。わたしはあの子との距離をこれ以上詰められないのではないかと不安になっているのさ。」

謎に空いている距離感

「だからね。私たちのようになってはいけないよカタクリ」

そう言われ、カタクリはそのまま船に乗ることになった