優雅なお茶会 (ページ8)

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7話ページ8

先程の会話の中で適当とは言っても彼女の好きそうな服屋に入る

「さぁ好きな服を選んでいいよ」
「いいのですか？」

船の中で自身のブランドの服のカタログなどを見せ、他にも雑誌などが積まれていたため、どれがいいか見せていた。

『私、こういう服が気になりますわ』

彼女か選んだ服ロリータ系ファッション

傘の方はこっちで特注で作らせるからいいとして……

「ペロスペロー様。見てください。こんなにもたくさんの色が」

「そうだね。キミの金髪に映えるのは何色かな？」

嬉しそうに服を選んでいる

数時間前にあった女の表情とは違う

全て壊してでもここを出たいそんな思いが彼女にはあった

「ペロスペロー様。このピンク色の服が」

「君が初めて選んだ服か。いい感じだね。では、この似たような物も何個か入れておこう。」

適当にカゴの中にポンポンと服を入れていき

「こんなに入れてしまって」

「気にするな。もしもの時は妹たちも沢山いるからなんとでもなるさ。」

気にする様子などもなかった

会計を終え、船へと戻る

「さ、着替えて見せてくれるかい？ペロリン」

ピンクのロリータ服を選び着替え彼の前に出た

世界が初めて明るくなった

「ペロスペロー様……私。」

「ようやく君に色が着いたようだね？」

「ありがとうございます……ｯ!」

ポロポロと泣きながら船は万国を目指す

……

妹のように接しているが、ここまでおれを怖がらねぇ女も初めてだ。島の人間たちはおれを怖がることはねぇが、あって5分で俺を完全に信用した。

変なやつに絡まれるんじゃねぇのか今から心配だ