優雅なお茶会 (ページ6)

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5話ページ6

「なぜ、その人といるんだ！A!!!!」

「お父様？なんでとは？彼が旦那様なんでしょう？今日まで私に黙ってて……話し声が聞こえたからわかったのです。お父様がそこにいるコレットを彼の嫁にしたかったことも。でも……彼と結婚したら私の人生に色が着く。こんな素晴らしいことはありませんわ」

「暗殺もまともに出来ないお前に何が出来るというのだ！」

「あらあら……」

そういった途端一瞬で傘から仕込み刀をぬき父の胸に突き刺す

「お父様。私、この家の誰よりも強くってよ？紅茶も誰よりも上手く入れられます。茶葉も選べます。何がご不満で？」

「貴様のような！頭の中がおかしい娘が！！」

「……お父様。それが辞世の句でよろしいのですか？後5秒で死にますが……」

1.2.3.4.5.

スっと抜き去り刀についた血をはらう

「お母様何か言い残す事ありますか？」

「なぜ！父を討てるのです！」

「不思議なことを言いますね？お母様。あなたもそこの人も私のことを一切愛してくれなかった。いくら紅茶を入れても、いくら、殺しても褒めるのはそこの血のつながっている妹と呼ばれる無能だけ…私。弱いものに興味が無いのです。こんな地味な色で笑えるほど出来上がっていませんの。なのでペロスペロー様と結婚して素敵な色をどんどんみますわ」

狂っているそれがこの家族の最後の思いであった