Level 15 ページ16
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港の人たちに見送られて、島を発つ。
嫌な予感って言うのもどうやらマルコさんの思い過ごしだったみたいで、悪い噂はなかった。
そして俺は御察しの通り、マルコさんの足に掴まれた状態で恐怖の空の旅の真っ最中だ。
「A、そんなに見つめられると気になるよい」
「いや、だって、下見るの無理」
「高いとこ怖いのかよい」
「ち、違う！！」
「ふーん、そうかよい･･････」
すると突然マルコさんが急降下した。
「ヒャ、ギャァーーー！ムリムリムリムリ」
「怖くないんじゃなかったのかよい」
「こ、怖くはねーよ、ちょっとビックリしただけ･･････ギャーー！！」
それから船に戻るまでマルコさんに何度も急上昇急降下を繰り返された。
ホント恨む！マジで助手辞退しよっかな。
そして長い長い地獄の時間に耐え、ようやっとモビーに帰還した。
「おう！どうだった！顔色悪いな」
「サッチさん･･････すっげえ疲れた」
「ハハハハ、お疲れさん」
陽気な顔して豪快に笑うサッチさんを軽く睨む。
「A！まだ仕事は終わってないよい！」
「へいへい」
スパルタ上司の後に続いて船内に入る。
すると入ったことのない部屋に連れてこられた。
扉を開ければ凄い量の本。
「とりあえず航路を記録するよい」
奥の方から地図を持ってきたマルコさん。
室内の小さいテーブルにそれを広げる。
「この前までいたのがこの島で、今日行った島は･･････」
マルコさんの示す、前にいた島の近くにほぼ等距離で似たような形の島が３つある。
「これじゃないスか？」
「読めるのかよい」
「そりゃ、まあはい。今日の島は比較的なだらかな地形だったんで、たぶん等高線の間隔の狭いこの島ではない。だから、こっちだと思って」
俺の説明に驚いたように目を見張るマルコさん。
そんなにバカだと思われてたのか？
こちとら地理取ってる受験生だぞ、地形図読めないわけないだろ。
ドヤ顔してたら、マルコさんに無言でデコピンされた。
痛かった。
［スキル 読図 を獲得しました］
［スキル使用より経験値30獲得］
そして気づけばマルコさんの信頼度も上がっていた。
［マルコ 75］
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り - おおおおお更新だびっくりした (11月25日 22時) (
レス) @page39 id: d4ef9d6783 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - yuiさん» キャラクターやら文才やら、沢山の褒め言葉、大変恐縮です･･･応援ありがとうございます！ (8月2日 21時) (レス) id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 北岳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (8月2日 21時) (レス) @page35 id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 導入が天才的すぎる……！！ こんな文才と語彙力が欲しかった！ ツンデレ味と天然味のある夢主くんかっこ可愛いです！！ 作者様のペースで、更新頑張ってください！ 応援しております！ (8月2日 19時) (レス) id: 02206b89b3 (このIDを非表示/違反報告)
北岳 - とっても面白いです！！更新まってます！！ (7月31日 18時) (レス) @page36 id: daf41a73a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年7月20日 16時
