Level 4 ページ5
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紙はお兄さん方の間をバケツリレーのように回されていき、変な髪型の分別のありそうな大人のとこまでいった。
変な髪型のお兄さんは、人質にしてた紙を受け取り、確認する。
「･･････それで、お前どうやってこの船に乗ったんだよい」
「知らね。気づいたらここにいた」
「知らねーわけねーだろォ！！」
「話を聞く事が条件なのに、話す気はねーってのか？」
「ふざけんなっ！」
周りからギャンギャン野次を飛ばされるが取り敢えず無視。
「あー･･････てかさ、乗り込んどいて失礼かもしれねーけど、ここどこ？海賊船･･･だよな？」
俺がそう言ったら、周りのうるさかった奴が、顎地面につくんじゃねーのってくらい口を開いた。
変な髪型の人も拍子抜けしたように、目をパチクリしてる。
「俺たちは四皇の一角、白ひげ海賊団だよい。まさか知らないで侵入したとはねい」
「白ひげ海賊団･･････？んだそれ、サンタクロースでも乗せてんのか？」
「は？」
「え、何。アンタら、１日で世界中を回る超人、サンタクロースを知らねェの？」
「お前こそ、白ひげを知らないのか？」
変な髪型のお兄さんとは別の立派なリーゼントのお兄さんに聞かれる。
迷わず頷けば、変なものを見るような目をされた。
てか、いつの間に集まってる人の数めちゃくちゃ増えてる気がする。
「ねー、だからさ。俺ホントに気づいたらここにいただけなの。知らないんだって」
「ここに来る前は何をしてたんだよい」
「･･････来たる戦争(受験)に備えて、仲間と切磋琢磨してた」
「どこで？」
ここで一瞬言葉に詰まる。
帆船で航海、しかも海賊なんて、現代じゃ有り得ない。
そもそも俺の生きてた世界じゃないだろうし。
歴史の辿り方が似てると仮定して、俺の知ってる世界史の知識に照らし合わせると、海賊が活発になるのは15世紀、大航海時代。
その頃日本はたしか、室町くらいか？
日明貿易しか記憶にねーし、あの頃って倭国って呼ばれんのは終わってるのか･･････？
えーい、いっその事カッコいいかんじにしてやらー。
「･･････黄金の国ジパングだ」
「黄金の、国？」
「ジパング？」
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り - おおおおお更新だびっくりした (11月25日 22時) (
レス) @page39 id: d4ef9d6783 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - yuiさん» キャラクターやら文才やら、沢山の褒め言葉、大変恐縮です･･･応援ありがとうございます！ (8月2日 21時) (レス) id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 北岳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (8月2日 21時) (レス) @page35 id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 導入が天才的すぎる……！！ こんな文才と語彙力が欲しかった！ ツンデレ味と天然味のある夢主くんかっこ可愛いです！！ 作者様のペースで、更新頑張ってください！ 応援しております！ (8月2日 19時) (レス) id: 02206b89b3 (このIDを非表示/違反報告)
北岳 - とっても面白いです！！更新まってます！！ (7月31日 18時) (レス) @page36 id: daf41a73a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年7月20日 16時
