ご挨拶 ページ26
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次の日、昨日のことはすっかり忘れて会社に向かった。
JA「あ、A。おはよう。」
「ジアオンニ。おはようございます。」
ジアオンニの顔を見たとき、一昨日と昨日のことを思い出した。
そういえば、私一昨日酔っ払って、会社に寝かせてもらったんだっけ…。
「ジアオンニ。あの、飲み会の時、私酔っ払って…」
JA「ああ笑、あんた目離したら倒れてたからビックリしたわよ。もう大丈夫?」
「はい。迷惑かけてすみませんでした。」
JA「大丈夫よ笑。私たちも、変に気を使わせちゃって悪かったわ。」
ジアオンニはそう言って笑ってくれた。
どこまでいい人なんだ…、私も気をつけないとな。
「いえ、私が酒を甘く見てたので…、あ、あの。」
ん?と首を傾げたジアオンニ。
可愛いな。
「会社まで私を運んでくれた人って、ソアオンニですか?」
多分、1番迷惑をかけたのは運んでくれた人だ。
メールを送ってくれたのはソアオンニだから、オンニなのかな?
ああ、申し訳ないな。
JA「ああ笑、あんたを運んだのはジミンだよ。」
「え」
JA「ジミンが、運びますって言うからしょーがなくお願いしたのよ。
やっぱりジミンの奴、あんたのこと好きなのね笑」
そう言って私のほっぺをつまみ、部屋に入っていったジアオンニ。
その瞬間、昨日ピアスをなくしたこと、ジミンさんとあったことを思い出した。
ジミンさんが、私を運んでくれたって…。
なんで?
いやうん、昨日は幻覚だよ。
だって、ねえ?
あんなことジミンさんがするわけないじゃんうん。
とりあえず、ジミンさんにお礼言わないとな…。
JM「Aさん♡」
部屋に入ろうとすると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
後ろを振り返ると、予想通り。
「ジミンさん…。」
JM「んふふ笑、おはようございます。」
ふわりと笑って挨拶をしたジミンさん。
昨日のことが幻覚でも、ちょっと血の気が引くような感覚になった。
「おはようございます。」
ぺこりと頭を下げて挨拶をすると、真面目だねとジミンさんが笑っていた。
顔を上げて、ジミンさんを見ると、さっきまで笑顔だったのに急に、怪訝そうな顔をした。
JM「まだ、つけてる…」
そう言って、怖い顔をして私の方へ近づいてくる。
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作者名:M.R | 作成日時:2020年4月5日 2時