ヌナは綺麗な人。 (ページ3)

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心 -JIMIN- ページ3

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「ジミンさんは、分からないところありますか？」

ボーッとしてると、上からAさんの声が降ってきた。

パッと上を向くとAさんがいて、眠たそうな目で僕を見て、首を傾げていた。

それにも心臓がキュってなって、

なんか変だ…僕。

JM「え、あ、いや…、あっ、この発音が分からないです。」

いきなり話しかけられたからちょっと焦りながら
言って、コンサートの自分の台詞の紙を見せた。

僕は座ってて、Aさんは横でちょっと屈みながら紙を見ていた。

あんまり近くでAさんのこと見たことなかったけど、見ると身長もだけど全体的に小さくて、手とか枝じゃんって思うくらい小さくて細い。

ホントに男なの？
声は高すぎないし、ハスキー気味で低い方。

見ちゃダメだけど胸をみると、ブカブカなパーカーだから胸が出てんのかよくわかんない。

ってやってる事変態じゃん、キモ…

てか、まつ毛長っ…2cmぐらいあるんじゃない？
色白だし、目が綺麗。

人形みたい…。

女の子みたいな顔だなぁ。

「これは、『伝えられなかった』って言います。」

横顔に見とれてると、パッと僕の方を見ていきなり
喋り出すからちょっとドキってなって、また綺麗だなぁっと思ってしまった。

JM『ちゅ…つ、つたえ…られなかった？』

日本語を不安げに言うと、Aさんはさっきの眠たそうな顔じゃなくて、溶けそうな優しい笑顔で
「正解です。」と笑った。

…やばい。

Aさんのこと、好きになったかもしれない。