ヌナは綺麗な人。 (ページ11)

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感情 -JIMIN- ページ11

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JN「ジミナ。お前、Aのこと好きなの？」

JM「ブッ！！」

飲み会で7人でご飯を食べてると、ジニヒョンがそんなこと言うから思わず飲んでいた酒を吹いてしまった。

きたね。とユンギヒョンがボソッと呟いたことは聞かなかったことにする。

JM「…なんでそんなこと言うんですか？」

JK「ジョングクから聞いたよ。ヤー、その反応はそういうことなんだね。」

アッヒャヒャと笑っているジニヒョンを無視して、ジョングクに言ったのかという目で見つめる。

ジョングクは、俺の視線に気づいてるにも関わらずお酒を飲んでいる。
いやお前が言ったんだろジョングク。

JH「ヤー、お前Aのこと好きなの？初めて知ったんだけど。」

NM「俺も。なんか意外だな。ジミンが恋愛に興味を示すなんて。」

JM「好きっていうか…。僕もよく分かりません。ただ単に笑顔が綺麗だったから、ちょっとドキッとしたというか…。」

JK「一目惚れってやつですね。」

ジョングガを見ると、僕を見ながらニヤニヤして、お酒を飲んでいた。

お前は、どういう目線で言ってんだよ…。

やっぱり、黄金マンネに言うんじゃなかった…。

怒るのもやめて、ため息混じりでお酒を飲もうとすると、テヒョナが口を開いた。

TH「Aヌナの笑顔が好きってこと？」

グラスを口に運ぶのを止め、テヒョナの言葉にピクっと反応する。

ヌナ？

いつからそんな関係になったの？

怒りがふつふつと湧いて、テヒョナに嫉妬している自分がいる。

もう好きじゃん僕。
Aさんのことになると、めっちゃ反応するじゃん…。

…まあ、そうか。

僕はAさんに近づこうとしても、変に緊張して関われなくて、その間に皆はAさんに近寄っていて。

どうしても、Aさんを前にしたら臆病になる。

初めて会った時だって、Aさんに興味がなかった訳じゃなくて、ただ僕がAさんに近づけなかったのかもしれない。

言い訳にして、関わろうとしなかった。

JM「ううん、Aさんの全部が好きだよ。
出会った頃から、ずっと好きだったんだ。」

初めてAさんを見た時、体が熱くなった。

ビリって電気が走ったような感覚に襲われて、Aさんのことをずっと見てた。

一目惚れだ。

でも、僕はアイドルであの人は一般人。

恋愛なんてしたらって、必死にその感情を隠したんだ。