赤髪の白雪姫オリジナルストーリー３ (ページ6)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:5,436 hit

上書きページ6

オビside

　イクミ嬢から、準備が出来たと言われオさえが効かず、キスをして”今夜”なんて言って
　しまった

　俺はずっと触れたかったが、イクミ嬢の過去を考え我慢してきた
　早く俺で上書きしたかったし、身体を重ねることで俺に愛されていると感じさせたかった

　側近である俺が、夜遅くに王女の部屋を訪れるなど問題に成りかねない為、バルコニーから
　イクミ嬢の部屋に入った

　俺を迎え入れたイクミ嬢を抱き締め、最終確認をした

　「本当にいいんだね？」俺の言葉にイクミ嬢は、頷いた...それを合図にイクミ嬢を姫抱きし
　ベッドへと優しく降ろした

　「イクミ...愛してる」俺はそう言いながらキスをし服に手をかけた

貴方『んっ...ふぁっん...はぁっ』
　段々と深くなっていくキスに、イクミ嬢の力が抜けていくのがわかった
　服に手をかけると『待ってっっ...あのっ私傷がいっぱいあって...だからっ』

　きっと虐.待を受けた時の傷の事だろう...そんな事気にしないのに

　「大丈夫だよ...イクミは綺麗だそれに傷跡の多さなら、俺も負けてないから♪」
　と俺は上の服を脱ぎ捨てた

　 ”ね？”っとウィンクしてみせると、イクミは胸元の大きな傷痕に触れた

貴方『この傷...痛かった？』

　「どうだったかな...もう昔の事だよ」

　俺がそう答えるとイクミ嬢は、そっと傷痕に口づけた

　「っっ！！っはぁ...イクミそんなに煽らないで優しく出来なくなる」
　そう言うとイクミ嬢は、顔を真っ赤にし目を潤ませた

　「～っっもう！だから煽るなって！」

　そこからはもう、お互い求め合った
　これでもかってくらい優しく、時に激しくドロドロに溶かした

　途中イクミから ”まってっっもうっ無理っ” って聞こえた気がするが止まれなかった

　今までもそういう経験が無かった訳では無い。むしろ仕事上割りと有ったりした
　でも好きな相手との行為がこんなにも、身も心も満たされるなんて知らなかった

　 (あ～...まいったな..コレ、癖になるな..)
　なんて事を、隣で気を失ったかのように眠るイクミ嬢を見て苦笑した

　「ちょっと無理させちゃったかねぇ...」イクミ嬢の髪の毛を弄りながら呟いた

　眠る前に言ったイクミ嬢の言葉が、頭の中で繰り返された

　『幸せ』