呼び方 ページ49
side無し
ゼ 「その呼び方って言うのは、何の事だ?」
オ 「いやっ!主!大した事じゃないですからっ別にいいでしょう?」
ゼ 「お前、いやに焦ってるな? ハルカ候話してくれるな?」
ハ 「はぁ...分かりました...──...と言ったのです」
ゼンの命令に背くことは出来ず、ハルカ候は全てを話した
ゼ 「ぶっっはははははっっwww」
ゼンはお腹を抱えて笑い、キキとミツヒデも顔を背けて肩を震わせている
ハ 「ゼン殿下まで...はぁ...私は仕事がありますので失礼します」
ここでも笑われたハルカ候は、さらに疲れた表情で帰っていった
オビはしこたま笑われ不機嫌だ
ゼ 「はぁ...笑った...近々聞く機会がありそうだな♪オビ♪」
キ 「で 何て呼ぶの 私は、お父上がいいと思う」
ミ 「俺は、お父様がいいと思うぞ!」
オ 「あんたらねぇ...他人事だと思って!言わないで済むように動きますけどね!」
ゼ 「いや無理だろ...婚約発表する時、一緒に表に出るんだから」
ゼンの言葉にオビは、口を大きく開けて絶望の表情をしていた
ゼ 「ま、諦めろ!すぐに慣れるだろ♪」
オ 「はぁ...俺、イクミ嬢の所に行ってきます...」
ガックリと肩を落としたオビが部屋を出るのを、苦笑しながら三人は見送った
キ 「ゼン、からかいすぎじゃないの?」
ゼ 「いや!お前達もだろう!まぁ、恥ずかしいのも最初だけだろwww」
*****
イクミの部屋
オ 「─...って事があってさー!酷いよねっ?!」
イクミにギュッと抱きつきながらオビは言った
貴方 『ふふっww それは災難だったねwww 私は一足先に聞いたけどね?”親父”って♪』
イクミにまで弄られたオビは、話題を変えようとエマの事を話した
貴方 『え??エマじゃなくなるはずだったの?!そんなのダメよっ!』
案の定取り乱したイクミにオビは、話をつけておいて良かったと心底思った
オ 「イクミ聞いてた?そう言うと思って、兄殿下が許可してくれたんだってwww」
貴方 『あ、あぁそうなのね...はぁ...良かった オビが掛け合ってくれたのでしょう?
オビ!ありがとう!』
お見通しのイクミにオビは驚いていた
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作者名:193 | 作成日時:2023年5月2日 17時