赤髪の白雪姫オリジナルストーリー３ (ページ39)

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決まってる！ページ39

貴方side

　私が何度も宇宙に行ってしまったから、頭がおかしくなったと心配になったとか？

　『オビ？どうかした？』

　恐る恐る聞いてみた...本当にそう思ってたら、私...立ち直れないわ...

オ「俺との婚約、受け入れてくれるかい？」

　オビの言葉に私は目を大きく開いてしまった

　だって、大好きな人との婚約が嫌なわけがない

　『なぜそんな事聞くの？受け入れるに決まってるじゃない！好きな人の婚約者になれるなんて
　嬉しい事でしょう？オビは...違うの？』

　何となく私だけが喜んでるみたいで、不安になった

オ「俺も嬉しいに決まってるでしょ？！ただ、イクミの意見も聞かずに勝手に進めたから
　断られたらと思うと、不安だったんだよ...」

　オビはそっぽを向きながら、右手で頬を掻いていた

　『ふふっw そんな心配いらないのにオビ、これからも宜しくね？』

オ「こちらこそ！宜しくね♪婚約者殿♪あ、でもまだ発表してないから秘密ね？
　知ってるのは、陛下と王子二人と側近二人と......俺の...親父...だけ...」

　最後のハルカ侯爵の事を、苦虫を潰したようなどこか照れているような
　そんな表情でオビは言った

　『ふふふw 分かった！まだ内緒ね？♪』

　 ”いつまで笑ってんのさ！” とオビに怒られたけど、全然怖くなかったよw

　そんなオビとのほのぼのとした雰囲気の中、部屋をノックする音がした

ｺﾝｺﾝｺﾝ

ゼ「オビ、イクミ入るぞ？」

　ゼンがキキとミツヒデを連れて来た

　『ゼン兄様、キキにミツヒデも...ご迷惑をおかけしました』

　ベッドに座りながら、深々と頭を下げた

ゼ「頭を上げろイクミ」

　恐る恐る頭を上げると視界が真っ暗になった

　ゼン兄様に抱き締められているのだとすぐに気づいた

ゼ「目が覚めて本当に良かった...おかえりイクミ」

　うっすらと目に涙を浮かべながら、ゼン兄様言うもんだから此方までウルウルしてしまった

　『ただいま！ゼン兄様！』

　それからキキとミツヒデも加わり、たくさん話した。もちろんこれからの事も...

　オビが側につき、介助するとの事だった

　『介助なら、エマがいるじゃない？オビ忙しいでしょ？』

　私のこの言葉が部屋の空気を変えた