俺がいる ページ37
side無し
オビがハルカ侯爵の養子になったという、衝撃から覚めゼン達4人はゼンの執務室に
来ていた
ミ 「しかし驚いたな...オビがハルカ候の養子になってたとは...」
キ 「しかもイクミと婚約とか...勝手に決めて大丈夫なの」
キキが冷えた視線をオビに向けた
オ 「あー...ハハハまだ伝えてないんですけどねぇ...」
ゼ 「はぁ?!おまえっ...っていってもまぁ、目覚めて検査やらでそんな余裕なかったな」
キ 「それもそうだね ゼン...イクミのこれからの生活の事を話し合わないと」
そうなのだ...イクミには軽度とは言え麻痺が残っている
一人にさせるのは危険だ
ゼ 「オビ お前イクミの介助につけ。どうしても、離れなければならい時は他の者をつける。
婚約の話しもしとけよ?その上で、介助の必要がないとオビが判断したら元に戻す」
オ 「了ー解です」
キ 「イクミに、断られないといいね せいぜい頑張って」
オ 「っちょ!キキ嬢?!やめてくださいよ!縁起でもない...」
ミ 「ははっ まぁ大丈夫だろ 降られたら慰めてやるからな!」
”はぁ...旦那まで...もう行ってきますよ...”
と肩を落としながら出ていったオビを、3人は優しい顔で見送った
*****
オビside
イクミの部屋
「あー...なんか緊張してきた...」
本当に断られたらどうしよ...いやいやいや!それよりも今は、後遺症の方でしょ!
コンコンコン
「イクミ嬢入るよ〜」
ノックをし部屋に入ると、上半身を起こしてベッドに座るイクミが目に入った
「お♪起きたんだね♪どうだい?調子は。具合悪いとか無い?」
貴方 『オビ!大丈夫だよ!さっき目が覚めたところ。私 検査の後寝ちゃったのね...』
眉を下げ申し訳なさそうにしている
「体力落ちてるから仕方ないよ...
薬室長に聞いたよ...左の手と足に、痺れがあるんだって?」
貴方 『うん...手は動かせない訳じゃないの。ただ少しピリピリして感覚が鈍くて、力が入り
ずらい...かな... 足の方は、感覚は同じ。でもまだベッドから出てないから、
どの程度かは分からないの...』
イクミは自身の左手を擦りながら話してくれた
「そっか...怖くて不安だよね...でも、俺が居るから ずっと側に居るからね」
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作者名:193 | 作成日時:2023年5月2日 17時