瞬 殺 ページ31
side無し
イザナの部屋
ガ 「──...以上が、これから起こりうる可能性になります...」
イ 「...そうか...ご苦労だった。この後も宜しく頼む...」
”畏まりました” ガラクは部屋を出た
イ 「そこに居るな?オビ」
イザナが声を掛けると、オビが姿を現した
イ 「兵から報告は受けた。よくリュウを見つけてくれた。流石だな」
オ 「いえ...イザナ殿下の精鋭部隊のおかげです。細かい指示をしなくても、先を読み
行動する...いやぁ、凄い部隊をお持ちで♪」
オビの言葉にイザナは、ニヒルな笑みを浮かべた
イ 「お前、あの部隊を指揮してみる気はないか?何かあれば使ってくれて構わない。
その代わり、俺の仕事をたまに頼みたい。どうだ?」
オ 「いや...どうと言われましても...俺には荷が重いですよ」
イ 「案外適任だと思うがな♪まぁ返事は直ぐでなくていい。
試しに今回の件に、部隊を使って解決してみろ」
*****
オビside
俺は今部隊を連れ、シエル邸へと向かっている
黒幕がシエル侯爵である事、恐らくそこにエマと姉のレイナが居るだろうとの事で
拘束する為だ
大人しく拘束されてくれればいいが、恐らく抵抗されるだろう..
今までの悪事を考えれば、賊もある程度居るだろう
オ 「まっ、瞬 殺 だろうけどね♪」
結果を言うと、やはり瞬 殺 だった
精鋭部隊が賊を制圧している間に、俺はシエル侯爵とレイナを拘束しエマを探した
エマは自分のしたことを悔いて、侯爵や姉と手を切ろうとしたようだが失敗し
地下牢に監 禁されていた
俺たちが行かなければ、恐らく一生外に出る事は出来なかっただろう
いや...最悪、始末されていただろう
エマはずっと ”ごめんなさい” と泣いていた
城に連れ帰り事情を聞いてみると、侯爵と姉の言う事を鵜呑みにし言われた通りに
手を貸していた事が分かった
イクミ嬢の本当の人柄を知った時には、もう遅かったと言うわけだ
エマ本人も、”城を出ず全てを打ち明ければ良かった” と後悔していた
侯爵とレイナは、一生牢屋から出る事はないだろう
エマは独房行きとなった。その後の事は未定だ..
イクミ嬢が目覚めてから話し合う予定だ
目覚めてから...
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作者名:193 | 作成日時:2023年5月2日 17時