検索窓
今日:7 hit、昨日:40 hit、合計:5,458 hit

深刻 ページ24

side無し

白 「イクミ!しっかりして!(吐血したということは、内蔵が損傷したということだ
  リュウが戻るまで、私がしっかりしないと)」


ガ 「白雪君!王女はどう?!」


白 「薬室長!吐血していて、恐らく内蔵が損傷を...」


  白雪の報告に、ガラクは眉をひそめた...そんなガラクに白雪は、状態が深刻なのだと
  悟った...


ガ 「王女を薬室まで動かすのは危険ね...ここを薬室と同等に準備しましょう!
  リュウが今毒の種類の解明に取りかかってるから、解毒剤が出来るまで何があっても
  いいように、急いで準備するわよ!兵士の皆さんも手伝ってください!人手がいるわ」


  ガラクの指示で、兵士達が動き出した


  イクミをベッドに寝かせ、前開きの服に着替えさせる。処置をしやすくする為だ


  キキはその様子を確認し、ゼンの元へ報告に向かった



*****
イザナの部屋

イ 「毒を盛られたと聞いたが?」


  部屋が凍りそうな程低い声だった


ゼ 「ビクッ その可能性が高いとリュウが判断したようです
  毒を盛ったと思われる女中ですが、城を出ており行方をオビに探らせています」


  ゼンは、オビから伝えられた今までの出来事を、細かく報告した


イ 「自分でも毒を飲んだか...そこまでしてでも殺 したいとは、大した執念だな
  城に上がる過程での経歴調査だが、接点はなかったと報告を受けたが?」


ゼ 「はい。俺もそう聞いています...ですが、境遇も境遇ですし表面的にしか調べなかった
  とも考えられます...」


イ (あの弓矢番の時と同じだな...教訓が活かされていない。ゼンと同じ思いをイクミに...)
  イザナはゼンの幼少期を思い出し拳を握った


  ゼンとミツヒデもまた、”アトリ” の事を思い出していた


イ 「とにかく、エマとか言う女中の事は俺の方でも詳しく調べておく
  お前はイクミの側に居てやれ。何かあれば報告しろ」


  ”分かりました” ゼンが部屋を出ようと体の向きを変えるのと同時に、キキが入ってきた


キ 「お話し中失礼致します。急ぎ報告を。イクミ様は動かせる状態にない為薬室長の判断により
  イクミ様の部屋を薬室と同等の状態にし、不足の事態に備えるそうです」


  思った以上の深刻さに、イザナとゼンは顔をしかめた

リュウ→←作者より



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:193 | 作成日時:2023年5月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。