第85話【付き合う＝デスゲーム？】 ページ37
「おい峰田……お前、女湯覗くなよ………」
「もう覗く気力なんてねえよ、瀬呂ぉ……」
峰田くんはお湯に浸かっていて、今にも寝そうだ。というのも
「竈門ォ……お前速すぎんだろ！」
「そんな事はないぞ。カナヲの方がもっと速いからな！」
「ちゃっかりカノジョ自慢かよ！」
「……かのじょ？」
竈門くんはキョトンと首を傾げている。「……まさかお前、まだ付き合ってねェのか？」と宇髄さんが尋ねると「はい！」と元気よく答えた。
「嫁入り前の女性と、付き合うだなんて……もし付き合うからには、一生を添い遂げる覚悟で付き合いたいんです」
「でもさ、もう二人って両想いみたいなモンじゃない？」
時透さんが竈門くんに髪を結ってもらいながら質問した。
「……そうなのか？」
「出たよ天然！ウチにも同じのいるわ！！」
「むん！俺は天然じゃないぞ、電気！」
「むん！じゃねーよ！！」
ていうか、付き合ってなかったんだ。ここにいる全員がそう思っただろう。どう見てもあの二人は確実にカレカノっぽかったのに。
「炭治郎の言う通りだ。女性と付き合うからには、それ相応の覚悟が必要だからな」
「錆兎……！」
「………え、何？俺が間違ってるの？付き合うってデスゲームか何かなの？」
「ううん、上鳴くんは間違ってないと思うよ」
「緑谷ぁ……！」
上鳴くんが良かったー！！という目線を僕に送る。竈門くんと鱗滝くん(錆兎くんと真菰ちゃん
の苗字なんだとか)って、結構硬派だよな。僕も見習わなきゃ。
「それにしても……兄上、善逸さんと伊之助さん、遅いですね」
煉獄さんの弟、千寿郎くんが洗い場に続くドアを見やりながら煉獄さんに言う。「確か、トイレに行くと言っていたから遅れるのだろう」と諭したが、もうそろそろ来てもいいはずなのに、一向に来る気配が無い。
「大の方でもしてんじゃねェかァ」
「(そうともありうる。しかしあまりそう言うのは良くない。雄英生に)下品だな、(と思われるぞ)不死川」
「冨岡ァァァァァ！！」
「大声で叫ぶな不死川。甘露寺の鼓膜が破れたらどう責任取るつもりだ」
「こっくらいで破れるかァ！！」
「……何ジロジロ見てんだ舐めプ野郎！！」
「不死川さんとお前、そっくりだな」
「ンだとゴラァ！！！」
触らぬ神に祟りなし。そう思って顔にパシャッとぬるま湯をかけた。
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蛇口 - 更新どちゃくそうれしいですー！ぼくも玄弥オチ楽しみにしてます()これからも頑張ってくださいー、待ってますー (2021年4月17日 22時) (
レス) id: fc73c69302 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - めちゃくちゃ面白かったです！！これからも頑張ってくださいーー!!!!応援してます！！！！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 5235c5d393 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ - 更新ありがとうございます！！ (2021年1月25日 19時) (レス) id: 63e081f941 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺綱推しです - 更新ありがとうございまあぁぁぁぁす！ずっと楽しみにしていました！ (2020年12月22日 18時) (レス) id: 2597573cb3 (このIDを非表示/違反報告)
蛇口 - わー！更新あざす！ずっと待ってましたー！嬉しいいいいいいいっ (2020年11月22日 11時) (レス) id: e2c2da130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年1月24日 21時
