第61話【なんでだよ！！！】 ページ13
「俺の名前は煉獄杏寿郎だ！！キメツ学園で歴史を教えている！今回君たちの稽古をつける事になった！！よろしく頼むぞ！！」
うるさい。ひたすらうるさい。マイク無しでステージ上に立っているにも関わらず、後ろにいる私まで声が届いている。
「今から訓練をする前に、まず鬼について学ぼう！A少女！君も受けなさい！」
なんでだよ！！！……と煉獄さんに負けないくらいのクソデカボイスで叫ぼうとしたが「はい」と小さく言って切島くんの左横に座った。
「漢らしいぜ、煉獄さん……！」
完璧に同類である。両手を拳にしてガツンガツンと合わせているのを見ると、やっぱり切島くんって漢気すげぇなあって思った。
「まず鬼とは一体何なのか？それについて教えていこう。──鬼は古くから存在する化け物。これはもう知っていると思う」
(今日って誰が稽古するんだろ……)
「そして、鬼の存在を知っているのが我らが鬼殺隊、プロヒーロー、プロヒーローのサイドキック、警察、自衛隊……そして国家のお偉いさん達だ」
私なんで皆と一緒に聞いてるんだろ。仮にも私だって鬼殺隊の隊士だから、そんな事知ってて当然なのに。
「はい！質問いいすか？」
「む、君の名前は……」
「上鳴電気です！おなしゃす！」
「上鳴少年！質問はなんだ」
「なんで鬼の存在って、限られた人しか知らないんですか？」
「いい質問だ上鳴少年！！」
今ので鼓膜が破れそうになった。耳を抑えていると「どうしたA少女！」と声をかけられた。どうしたもこうしたもあるかコノヤロウ。
「もし仮に国民全員が鬼の存在を知っていたらどうする？……そうなったら出かけるのが怖くなるし、鬼が活発的に活動する夜に出かけざるを得ない場合は怖くてしょうがないだろう？」
「……あぁ〜」とA組B組は納得した。「続けるぞ！質問があったら遠慮なく言ってくれ！」と言って煉獄さんは話を再開した。
「そして、その鬼に個性は効かない。それは一体何故か？──それは、鬼が古くから存在するからだ」
ここでハテナを浮かべているであろうA組B組。煉獄さんは一泊おいてから更に続ける。
「中国の軽慶市にて発行する赤子が公になったのは少なくとも五十年ほど前だった。そこで個性を使って鬼と戦おうとしたが全く歯が立たない。その結果、やはり鬼はこの日輪刀という刀でないと殺せないという事が分かった」
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蛇口 - 更新どちゃくそうれしいですー！ぼくも玄弥オチ楽しみにしてます()これからも頑張ってくださいー、待ってますー (2021年4月17日 22時) (
レス) id: fc73c69302 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - めちゃくちゃ面白かったです！！これからも頑張ってくださいーー!!!!応援してます！！！！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 5235c5d393 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ - 更新ありがとうございます！！ (2021年1月25日 19時) (レス) id: 63e081f941 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺綱推しです - 更新ありがとうございまあぁぁぁぁす！ずっと楽しみにしていました！ (2020年12月22日 18時) (レス) id: 2597573cb3 (このIDを非表示/違反報告)
蛇口 - わー！更新あざす！ずっと待ってましたー！嬉しいいいいいいいっ (2020年11月22日 11時) (レス) id: e2c2da130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年1月24日 21時
