第59話【青ざめる】 ページ11
「遅かったな」
ステージに現れたのは派手好きで有名(鬼殺隊内)で宇髄さん。他にも炭治郎、善逸、伊之助が現れた。
何故か他の柱たちは錆兎と真菰ちゃんと私と同じで、体育館の隅っこにいた。あとカナヲと玄弥も。
「今回、お前らと合同合宿をやる事を楽しみにしてたぜ。俺は宇髄天元。鬼殺隊で最も名が高い柱であり、またの名を祭りの神だ！！」
A組B組はポカンとする。その一秒後にギャハハハと大爆笑の嵐が巻き起こった。宇髄さんはコイツら何笑ってんだと思ってるんだろうが、皆が笑うのも無理はない。
数回しか会ってない人が自称『神』と豪語するんだぞ。厨二病か頭がヤバイ人にしか認定されないでしょ。
「まっ、祭りの神……ぶふっ」
「ヒッ、腹痛てぇー！！」
「ぷふふふっ……」
大爆笑しているにも関わらず、宇髄さんはドヤァとドヤ顔をキメていた。
(……あれ？なんか宇髄さん、ハーモニカ持ってない？)
よくよく見たら炭治郎はマイク、善逸は三味線、伊之助は太鼓を手に持っていた。
………まさかと思うが、歌うつもりじゃないでしょうね。横にいる伊黒さんにチラリと視線を送ると察したのかコクリと頷いた。
「……伊黒さん」
「分かっている。あんな阿鼻叫喚に近い歌を甘露寺に聞かせたらどうなるか……！！」
「(伊黒さん素敵っ……！)」
「多分アイツら気絶すんなァ」
「兄貴、気絶どころか救急搬送されるんじゃ」
「可哀想に………南無阿弥陀仏……」
「(炭治郎達はメジャーデビューを目指しているからな)………応援しなくては」
「義勇何言ってんの？」
「何を言ってるんだ義勇……！！」
「二人とも落ち着いてください。後で冨岡さんには耳の検査をするので」
「師範……」
「よもや……！！」
「兄上っ……」
「ねぇ、今すぐ逃げよう。いくら炭治郎が歌うとはいえ、アレは無理」
柱はすぐに消えたが私とカナヲと玄弥と真菰ちゃんと錆兎と千寿郎くんは全速力で柱の後を追いかけた。
ゴメン皆、でも私初めてあの歌聞いた時一日中吐き気と目眩が止まらなかったんだよ。
「そんじゃァ、お前ら聞いてくれ。爆音の肌とモダンな嗅覚のメランコリック」
＊＊＊
「かなり離れても目眩がするな！！」
「あ、頭が……」
「大丈夫か、玄弥」
かなり遠くに居ても立ちくらみがする。ちなみに冨岡さんだけは何故か体育館に残って聞いています。
「冨岡さんは？」
「残って聞いてると思います」
「頭大丈夫か」
ほんとそれな。
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蛇口 - 更新どちゃくそうれしいですー！ぼくも玄弥オチ楽しみにしてます()これからも頑張ってくださいー、待ってますー (2021年4月17日 22時) (
レス) id: fc73c69302 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - めちゃくちゃ面白かったです！！これからも頑張ってくださいーー!!!!応援してます！！！！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 5235c5d393 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ - 更新ありがとうございます！！ (2021年1月25日 19時) (レス) id: 63e081f941 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺綱推しです - 更新ありがとうございまあぁぁぁぁす！ずっと楽しみにしていました！ (2020年12月22日 18時) (レス) id: 2597573cb3 (このIDを非表示/違反報告)
蛇口 - わー！更新あざす！ずっと待ってましたー！嬉しいいいいいいいっ (2020年11月22日 11時) (レス) id: e2c2da130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年1月24日 21時
