第66話【子供体温】 ページ18
私は人より体温がかなり高い。平熱は37.1度だし、熱を出してもあまり体温が変わらないのだ(さすがにこの前倒れた時は、前から頭痛も関節痛も酷かったから何となくおかしいって思ってたけど)。
「なんかジャージでかくない？」
「まだまだ伸びるから175cm用買った」
「………」
「何そのビミョーな目は！！」
善逸……伸びるかなぁ。誰とは言わないが
「カナヲ似合ってるよ」
「炭治郎の匂いがする………」
「そりゃあ炭治郎のジャージだからね」
てことは、私が今着てるジャージも善逸の匂いがするってことか。ジャージの袖を鼻の元へ持っていき、スンスンと匂いを嗅ぐと善逸の匂いがふわりと鼻中に包まれた。
「ほんとだ、匂いする」
「でしょう？」
「でも良かったね、
「ちょ、ちょっとA……！」
ニヤッと笑いながら言うとカナヲはボッとライターに火がついたかのように赤くなり、急いで私の口を塞いだ。
「何を話してるんだ？」
「ち、違うの！何も話してない！」
「あああああああ！！めっっっっっちゃ可愛い！！なんでそんな可愛いの！？？結婚しよ！？！！」
「ヤダ」
＊＊＊
四人から何かしらのお花が飛んでいた。周りが淡い黄色に包まれてふわふわしてて、そのお花が僕らの元にカツーンと飛んでくる。
「……アオハルだ」
「アオハルだね」
「リア充死すべし」
「それな」
「えーっ！私もあんな青春送りたーいっ！」
あちらこちらで羨む声が飛び交う。まるで四人は、可愛いヒロインとカッコイイ王子様のようだ。これが映画だったら、最終的に結ばれてハッピーエンドなんだろうな。
「……ぶっ殺す」
「まず氷漬けにしよう」
「俺の個性で窒息死させるわ」
「その前に一発、アイツ帯電させてもいいか？」
「あんまり暴力沙汰にしたかねぇけど、ぜってェ殴る」
「誰かあの黄色髪殺す個性持ってる奴いる？コピーさせてよ」
「最初に洗脳させた方がいい。事が進むだろ」
(………その映画をバッドエンドにしようとしてる人達がいるんだけどなぁ)
なんで殺害計画立ててるの！？かっちゃんはともかく、常識人の切島くんや瀬呂くんまで何を言ってんの！？
「そこ、イチャイチャしてねェで訓練始めんぞ」
宇髄さんの一言でピタリと四人がイチャイチャを止めた。鶴の一声、というやつだろう。
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蛇口 - 更新どちゃくそうれしいですー！ぼくも玄弥オチ楽しみにしてます()これからも頑張ってくださいー、待ってますー (2021年4月17日 22時) (
レス) id: fc73c69302 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - めちゃくちゃ面白かったです！！これからも頑張ってくださいーー!!!!応援してます！！！！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 5235c5d393 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ - 更新ありがとうございます！！ (2021年1月25日 19時) (レス) id: 63e081f941 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺綱推しです - 更新ありがとうございまあぁぁぁぁす！ずっと楽しみにしていました！ (2020年12月22日 18時) (レス) id: 2597573cb3 (このIDを非表示/違反報告)
蛇口 - わー！更新あざす！ずっと待ってましたー！嬉しいいいいいいいっ (2020年11月22日 11時) (レス) id: e2c2da130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年1月24日 21時
