第28話【勝手に言うのはやめろください】 ページ29
「……なんの音？」
「なんか爆発音が聞こえたけど」
訓練場から爆発音が聞こえる。
「早く行こう」
「おう」
＊＊＊
「かっちゃんストップ！！」
「黙れやクソデクァ！！！」
「おい冨岡ァ、離しやがれ」
「(また暴れるだろう。本当にやめておけ、)大人げないぞ、不死川」
「まずテメェが殺されてぇのかァﾞァﾞァﾞ？！」
訓練場のど真ん中に大きな穴が空いている。爆豪くんが爆破したのだろうか。柱の中でもダントツでコワ〜イしのぶさんに怒られても知らんぞ。
「っとに、気の早ぇヤツだなァ。ヒーローになる奴ァみんなこんなのかよ。Aが可哀想だなァ」
「……ぶっ殺す」
「上等だコノヤロウ！！！」
爆豪くんは緑谷くんを、不死川さんは冨岡さんを振り払い、突進していく。
──早く、止めなきゃ
「……何、してんの？」
小さく呟いたつもりだったが、二人はピタリと止まって私の方を向いた。他の皆もゆっくりと私の方を向く。
「Aちゃん！！」
「良かった、目が覚めたんですね」
女の子達がワッと駆け寄る。しのぶさんは威圧たっぷりのニコニコ笑顔でこちらへ駆け寄ってきた。
「Aちゃんの馬鹿ァー！！運ばれてきた時、私心臓止まるかと思ったんだからね！！」
「すみませんでした……」
「貴様、甘露寺を泣かすとは………相当死にたいようだな」
「伊黒さんすみません、私まだ死にたくないです」
戦闘では何回も生と死の狭間を彷徨ったけど、伊黒さんには殺されたくない。殺されたくない柱ナンバーワンに輝きましたよ、やったね伊黒さん！
「……」
「すみませんでした」
伊黒さんの何とも冷徹な目線が痛い。ホントに泣きそう。
「熱は……下がったようですね。人使くん、ありがとうございました」
「あ、いえ」
「……しのぶさん。今、一体何をしてたんですか」
「彼らに鬼殺隊のことを話していました」
「話してよかったんですか……」
「ええ、もし話した時の場合も釘を刺してありますので」
怖い、ただひたすら怖い。
「……それと、Aさんが雄英高校を辞める事も」
「ハイハイ…………はい！？」
今なんて言ったのこの人ォ！？！！！
「キメツ学園の転入を、お館様に伝えておきますね」
「分かりまし……じゃなくて！！」
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ぴーす。(プロフ) - すいません！鬼ごっこの話なんですけど、夢主ちゃんが鬼だったら、皆を追いかける側じゃないんですか？多分、話の内容的には夢主ちゃんが逃げで皆が鬼だと思います！ (5月25日 17時) (
レス) @page11 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
ここぴ - セバスチャンは笑いましたw 応援してます (2021年5月2日 21時) (レス) id: 9f9f73557c (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 珠世さんが鬼になって二百年ほどで愈史郎を作る、戦国の時代の縁壱が生きていたのが約三百年前なので約百年は違うんじゃないでしょうか? (2020年5月6日 21時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
チャケマン - あの46話の悲鳴嶼さんって手紙を読めるんでしょうか？ (2020年4月1日 19時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃ - ハーレムがヤバいです(語彙力がw) (2020年3月4日 17時) (レス) id: d7ebd024c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2019年12月28日 15時
